弊社執筆書籍のお知らせ
2022年4月30日、当サイト運営会社であるコダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社から『図解即戦力 コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ一冊でしっかりわかる教科書』が、「図解即戦力シリーズ」で知られる技術評論社の出版で発売されました。

目次
書籍概要
当書籍は、コンサルタントを目指す方やコンサル業界に関わる方の、コンサル業界の本質への理解の一助となることを目的として執筆しております。
世にあるコンサルティング業界やコンサルタントについて扱う書籍の多くは、ロジカルシンキング等のスキルやフレームワークの紹介や、主要なコンサルファームへのインタビューのみで構成されているケースが往々にしてあります。
そこで、当書籍は、読んだ方がコンサルティングという仕事や業界そのものについて理解できるようなテーマを中心に取り上げております。「コンサルタントとはどのような仕事なのか」「コンサルティングにはどのような領域があるのか」といったコンサル業界全体をイメージできるような内容から、コンサル業界の就職・転職状況や今後の展望といったコンサル業界の現場でしか得ることができない情報までを扱うコンサル業界本となっております。
サンプルページ紹介
その他、各章の終わりにはチェックリストパートを設けることで自分の理解の再確認ができるようにしてあったり、多種多様なコラムで「コンサル業界あるある」や「ちょっとした裏話」などを掲載することでイメージ醸成の一助となるよう工夫しました。

読んでいただきたい方
執筆者としましては、当書籍を一人でも多くの方の手に取っていただき、コンサル業界について理解していただきたいと思っております。その中でも、このような方々には是非読んでいただきたいポイントをご紹介します。
- 就活生
コンサル業界やコンサルタントへの興味を持っている就活生の方には、まずコンサルタントがどのような仕事をしているのか、その際にどのようなスキルが求められているのかというところを重点的に読んでいただくことをおすすめします。また、業界研究目的でコンサルティングの専門領域について理解し、コンサル業界の就活状況についての知識を得ることが可能です。理解が深くないと質問の質も上がりませんので、その点、難関ファームを目指す方には必須な内容かと思います。
- 若手コンサルタント
コンサル業界に足を踏み入れたばかりで、これから一人前のコンサルタントになることを目指す社会人の方には、コンサルタントの働き方や身に着けるべき能力について理解できる点が特におすすめです。自分にはどの能力が不足しているのか、そのためにはどのような知識を身に着けていけばいいのかといったことが当書籍にて知ることができます。
- コンサルビジネスに関わる人
コンサルタントはもちろん、コンサル業界を対象としたキャリア・転職支援をしている方のようなコンサルビジネスに関わる方は、そもそもコンサルティングとはどのような仕事なのか、コンサルタントはどんなことをしているのかということを改めて理解し、整理することができます
4.事業会社の方
コンサルティングの利用を検討している事業会社の方は、当書籍にてコンサルティングそのものへの理解ができることが最大のメリットです。コンサルティングを利用することでどんな効果が期待できるのか、コンサルタントはどのようなことをしてくれるのかというところを理解できるので、自社でコンサルティングを利用した際の具体的なイメージが鮮明になるでしょう。
ご購入は全国の書店並びにamazon、楽天ブックスで可能です。
各章のコンテンツとサマリ
ここまで、当書籍の概要や実際のページの雰囲気、どんなところがおすすめなのかといったことに言及してまいりましたが、本項では実際にどんなことが書いてあるのか、各章の内容を少しだけご紹介いたします。
Chapter1.「コンサルティングとは」
コンサルティングとは、企業が抱える経営課題を明らかにし、その解決の支援をすることである。クライアントはコンサルタントに対して、課題解決に対する、自社内で取り組む以上のスピード感やクオリティを求めていることが一般的だ。コンサルタントは自分自身が商品であり、日々自身のアップデートに努めることが重要だ。
| 01コンサルティングとは |
| コンサルティングは究極のサービス業 |
| 02コンサルタントの存在意義 |
| クライアントがコンサルタントに依頼する事情 |
| 03プロフェッショナルなコンサルタント |
| 自分自身が商品となるコンサルタントの果たすべき役割 |
| 04コンサルフィー(報酬) |
| 高額な報酬を受けられる理由とクライアントの支払い能力 |
| 05コンサルの成り立ち |
| コンサルタティングの歴史は19世紀後半からと比較的浅い |
Chapter2.コンサルティングの専門領域
コンサルティングの領域はその専門性に応じてざっくり7つに分けることができる。しかし、実際のコンサルティング業務では様々な領域を横断する知識や経験が求められており、どの領域に対してもある程度の知見がないと現実的なコンサルティング業務につながらないと言える。
| 01 7つのコンサルティング領域① |
| コンサルタントは、その専門性で領域を区分できる |
| 02 7つのコンサルティング領域② |
| 7つのコンサル領域の傾向 |
| 03戦略コンサル |
| 大企業の経営戦略に切り込むコンサルの花形領域 |
| 04ビジネス(業務)コンサル |
| 業務や業界の深い専門性と他領域のh氏指揮の両方が必要 |
| 05 ITコンサル |
| 企業の抱える課題とITの橋渡しを担う |
| 06組織・人事コンサル |
| 最適な組織の探求と人材の成長、管理を目論む |
| 07 FASコンサル |
| 財務、M&A、コーポレートガバナンスなどひときわ高い専門性 |
| 08事業再生コンサル |
| 窮地にある企業を再築し、経営の健全化を図る |
| 09シンクタンク領域 |
| 金融機関の調査部門が分離・独立して各種調査や政権提言を行なう |
Chapter3.コンサルタントの働き方
重労働と言われるコンサルタントの働き方は、基本的に一定期間内で特定の目的を達成させる「プロジェクト」単位で動いている。コンサルタントは一般的な企業よりも昇進が早く、それに伴い年収も同世代よりも高くなることも多いが、そこにはそれ相応の理由や条件、激しい競争原理が存在している。
| 01プロジェクト |
| 一定期間、特定の目的を達成するためのプロジェクト組織 |
| 02プロジェクトアサイン |
| 人気プロジェクトに選ばれるコンサルタントの条件 |
| 03プロジェクトライフサークル① |
| プロジェクトは複数のフェーズで構成されている |
| 04プロジェクトライフサークル② |
| プロジェクトの管理はマネージャーやPMOが担う |
| 05プロジェクト炎上 |
| プロジェクトの状況次第で長時間働かざるを得ないことも |
| 06コンサルタントの職位 |
| コンサルタントのトップのパートナーの平均年齢は40代 |
| 07コンサルタントの年収 |
| 20代で年収1000万円も可能だが、その分厳しい環境でもある |
| 08コンサルタントの評価 |
| 成果主義に基づく「絶対評価」と「相対評価」 |
| 09コンサルタントの1日 |
| 若手コンサルの1日の時間の使い方を解説 |
Chapter4.コンサルタントが身に着けるべき能力
コンサルタントは、クライアント以上のスピードや知識が求められている。それだけではなく、業務の基本として問題解決アプローチを構造的に進めていく能力が必要だ。そのためには、どの領域でもクライアントと同等以上の知識を持ち、業界を俯瞰で捉えて全体や競合の動向についても注意しなくてはならない。
| 01コンサルの心構え |
| コンサルタントに求められる4つのマインド |
| 02ロジカルシンキング |
| 相手の期待に応えるためのロジカルシンキング |
| 03ロジックツリー |
| 理論展開をわかりやすくする要素の構造化 |
| 04ロジカルコミュニケーション |
| 目的を達成するためのロジカルコミュニケーション |
| 05ロジカルドキュメンテーション |
| ロジカルな思考でドキュメントをつくる |
| 06問題解決アプローチ |
| コンサルタントは問題解決のプロフェッショナル |
| 07業務知識 |
| プロフェッショナルとして業務知識を把握する |
| 08業界知識 |
| 業界について学び、クライアントの優位性を把握する |
| 09仕事術 |
| 作業効率を極限まで高めて、考える時間を1秒でも長く作る |
Chapter5.コンサル業界の就職・転職の実態
コンサル業界を志望する際に重要なのは、基本的な業界や個々のファームについて理解したうえで希望業界に関係するファームを選択することだ。そのうえで、新卒・中途それぞれに求められている能力や要件を自分が満たしているのか判断し、そのためのアクションを欠かさないことが必要となってくる。
| 01コンサルに向いているか否か |
| コンサル業界に就職してからのミスマッチを防ぐために |
| 02コンサルファーム |
| 自分に合うコンサルファームの選び方 |
| 03新卒採用 |
| 新卒採用のプロセスと評価されるポイント |
| 04中途採用 |
| 中途採用のプロセスと評価されるポイント |
| 05選考課題①ケース面接 |
| 明確な答えのない問いで地頭の良さをチェックされる |
| 06選考課題②グループディスカッション、ジョブ |
| 協調性・人間力・思考力をトータルで判断する |
| 07コンサルタントの資格 |
| 特別な資格がなくても様々なことに挑戦できる |
| 08コンサルタントの課題 |
| コンサルタントの将来性と勝ち残るための条件 |
| 09ポストコンサル |
| コンサルタントが選べる次のキャリアの選択肢 |
Chapter6.主要なコンサルファーム
コンサルファームの中には一つの領域に特化しているところもあれば、領域を複数またいでカバーするところもあり、十人十色と言える。就職候補先を探す際は、志望先のファームの実態を見極めることが重要であり、クライアントがファームに相談する際はそのファームの提案力や総合力を把握することが重要だ。
| 01業界カオスマップ |
| 外資中心に群雄割拠のコンサルファーム |
| 02応募するコンサルファームの選び方 |
| 就職・転職したい会社を選ぶ基準を作り上げる |
| 03コンサル業界ランキング |
| データでみるコンサルファームの業界の姿 |
| 04総合系(ビジネス)① |
| アクセンチュア株式会社 |
| 05総合系(ビジネス)② |
| デトロイト トーマツ コンサルティング合同会社(DTC) |
| 06総合系(ビジネス)③ |
| PwC(プライズ ウォーターハウス クーパース)コンサルティング合同会社 |
| 07総合系(ビジネス)④ |
| EY(アーンスト・アンド・ヤング)ストラテジー・アンド・コンサルティング |
| 08総合系(ビジネス)⑤ |
| KPMGコンサルティング株式会社 |
| 09総合系(ビジネス)⑥ |
| コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 |
| 10戦略系① |
| マッキンゼー・アンド・カンパニー(MCK) |
| 11戦略系② |
| 株式会社ボストン・コンサルティング・グループ(BCG) |
| 12戦略系③ |
| ベイン・アンド・カンパニー |
| 13戦略系④ |
| アビームコンサルティング株式会社 |
| 14戦略系⑤ |
| キャップジェミニ株式会社 |
| 15戦略系⑥ |
| ガードナージャパン株式会社 |
| 16 FAS(M&A)系 |
| GCA株式会社 |
| 17事業再生系① |
| 株式会社経営共創基盤(IGPI) |
| 18事業再生系② |
| 山田コンサルティンググループ株式会社 |
| 19総研系① |
| 株式会社野村総合研究所(NRI) |
| 20総研系② |
| 株式会社NTTデータ経営研究所 |
| 21中小企業向け① |
| 株式会社船井総合研究所 |
| 22中小企業向け② |
| 株式会社タナベ経営 |
Chapter7.コンサル業界の今後
コンサル業界は元々他業界からの依頼によって成り立っているため、今後の経済の動向に左右されやすい業界である。現状、グローバル化やDX展開などによってコンサルのニーズは増加傾向にあると言えるが、時代の流れに合わせてコンサルタントの働き方やクライアントの要望も変化しており、ビジネスモデルが変化する可能性も否定できない。
| 01日本企業の経済状況 |
| グローバルとの比較で見えてくる日本の現状と今後 |
| 02景気連動性の高いコンサル業界 |
| コンサル業界の市場規模と中長期展望 |
| 03コンサルの変化 |
| 社会問題と共に変わっていくコンサルの領域 |
| 04コンサルファームの差別化 |
| コンサルファームが抱えている経営課題 |
| 05 DXコンサル |
| 日本のデジタル後進を背景にDXコンサルの需要が拡大している |
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タイトル通り、この一冊でコンサルティング業界の全体像をつかむことができる書籍となっております。これは、弊社がこれまでの様々な領域においてのコンサルティング支援実績や多くのフリーランスコンサルタント/コンサルファームとの協業経験から得た知見を惜しみなく詰め込んだからこそとなっております。是非ご一読していただき、コンサルティング業界への知識・理解を深めていただけたらと思っております。


