アビームコンサルティングが人的資本経営に関する調査を発表
成長企業は“実践”着手の傾向。マイナス成長企業と比較して1.7倍以上の差
アビームコンサルティング株式会社(ABeam Consulting Ltd.)は、「日本企業の人的資本経営取り組み実態調査」と題し、人的資本経営推進における現状把握と課題特定を目的とし、取り組み実態に関して“開示”と“実践”の両面から調査した結果を発表した。
「日本企業の人的資本経営取り組み実態調査」は、2022年9月14日~16日の期間に、年間売上1,000億円以上の日本企業 人的資本経営関与者399名を対象に、インターネット調査形式で実施されたという。
同調査によると、人的資本経営の取り組み状況においては、“開示”と“実践”の両方を実施している企業は回答の11%に留まっていることが明らかになった。一方で、実践の取り組みについて「既に導入・運用を開始している」と回答した企業を成長企業とマイナス成長企業で比較をすると、企業数に1.7倍以上の差が出ているとしている。
人的資本経営推進の背景に関しても成長企業とマイナス成長企業に差が出ており、マイナス成長企業は“企業ブランドイメージ向上”など「外部アピール」を理由に挙げる割合が多いのに対して、成長企業はそれだけではなく“従業員のエンゲージメント向上”や“説明責任を通した経営層の意識変革”などの「内部の変革」を理由とする割合が高いと伝えている。
また、同社は人的資本経営コンサルティングチームの専門組織を10月より立上げ、「デジタル人的資本経営コンサルティングサービス」を提供開始したことを併せて発表した。
https://www.abeam.com/jp/ja/about/news/20221020
(アビームコンサルティング プレスリリース)
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https://consul.global/newscat/abeam-consulting/
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