MRI、国内メタバース調査「83%が認知」/EY、メタバース神社で地域振興
[メタバース関連ニュース]MRI、メタバース国内認知状況等を調査/EY、鳥飼八幡宮のメタバース構築を支援
株式会社三菱総合研究所(MRI)は、3月30日、「メタバースの認知・利用状況に関するアンケート結果」を発表した。
本研究レポートは、2022年12月に実施した10,000人アンケート等に基づき、国内のメタバースの認知状況、利用状況を俯瞰的に分析したもの。同レポートによると、認知率は増加傾向を維持しており、2022年12月で83%に達している一方、利用率はあまり変化せず、5%程度にとどまっている。
今回の結果は、当面のメタバースビジネス成功のためにはスマホ・タブレットなどのモバイル系の視聴型デバイスでの体験価値を高めることの重要性を示しているという。また、長期的には没入型のメタバースへの期待は極めて高いものがあり、視聴型デバイスと没入型デバイスのそれぞれの体験価値をバランスさせることが重要だと伝えている。
他方、EY Japanは、福岡県にある鳥飼八幡宮のメタバース神社構築を支援すると発表した。1800年の歴史を持つ鳥飼八幡宮は、今の時代に沿った神社の在り方の「最適化」を検討する中、EYと共に新しい取り組みとしてメタバース神社を構築することにしたという。
同プロジェクトでは、鳥飼八幡宮の神社・境内を3Dで再現するメタバース化を進めるとともに、インタラクティブな仕掛けも用意し、ユーザーに体験してもらうメタバース神社の実現を予定しているとし、地域交流や地域振興、文化の発信など、デジタルを活用した新しい取り組みの実現を目指すと述べている。なお、完成は2023年5月を予定している。
今回、先端技術を用いてクライアント向けアセット開発を行う組織「クライアントテクノロジーハブ」および、福岡県をはじめ九州の地域経済の成長、発展に貢献することを目指す「EYデジタルハブ福岡」、デジタルの力を活用してクライアントの変革をサポートする「テクノロジーコンサルティング」が中心となって支援すると伝えている。
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/20230330.html
(MRIトレンドレビュー)
https://www.ey.com/ja_jp/news/2023/03/ey-japan-news-release-2023-03-30
(EYニュースリリース)
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https://consul.global/?s=%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9