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コンサル求人に変化の兆し?|未経験からコンサルファームへの転職完全マニュアル【2024年版】
コンサルファームの採用動向に変化?未経験でコンサル転職を成功させるためのポイントとは
ここ数年、コンサルファームの求人が活発化しており、コンサル未経験でも事業会社やSIerから転職する人が非常に多くなりました。ただ、2023年後半より、主要コンサルファームの採用動向に変化が出てきています。特に未経験からの転職は採用ハードルが上がってきているようです。これから未経験でコンサルに転職する場合、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。今回は、2024年版「未経験転職完全マニュアル」をまとめました。
*ポストコンサル版はこちら
コンサルのその後のキャリアを分析 | コンサル出身者や在籍者の転職完全マニュアル[2023年版]
目次
コンサルファームへの転職は未経験でも可能?
コンサル会社への転職は、未経験者にも門戸が開かれています。しかし、誰にでも門戸が開かれているというわけではありません。
大手コンサルは未経験者歓迎としているが要件は高い
大手コンサルファームの採用案内に「未経験者歓迎」と記載されていることが珍しくありません。もちろん経験者は歓迎されますが、未経験者だからといって門前払いになることはありませんが、それなりの経験が求められます。
戦略系コンサルは変わらず超狭き門、新卒文化も根強い
戦略系コンサルファームでは、若く柔軟な思考を持ち、なおかつ他のコンサルファームの社風に染まっていない新卒者を採用する傾向があるため、未経験の転職希望者には狭き門となっています。
一方で、ポテンシャル採用に力を入れる戦略系コンサルファームもあります。ただし超優秀層を求めているためハードルは相当高くなりますが、学歴と社歴、思考力や分析力などにおいて選考基準を通過できれば、未経験でも転職が可能です。また、専門分野で深い知見を有している人材の転職も見受けられます。
総合系コンサルの門戸は再び狭くなりつつある
戦略からITまで幅広く案件をもつ総合系コンサルファームにおいては、近年、未経験者の求人が増えました。ただし、戦略ファーム程に学歴と社歴は求められませんが、本人のスキルはしっかりチェックされます。また、昨今は大量採用の反動として、採用ハードルが上がっています。
未経験でコンサルへの転職を実現する4つのポイント
コンサルファームへの転職を実現するためには、次の4つのポイントに留意してください。
1.年齢と経験のバランスが大事
2.学び続ける姿勢
3.英語力を身につける
4.諦めないでチャレンジする精神
1.年齢と経験のバランスが大事
ポテンシャルの高さや専門分野での深い知見があれば、コンサル未経験でも転職はできます。しかし、ある程度の年齢を過ぎてからは、ポテンシャルだけで採用されることはありません。ポテンシャル採用を狙う場合は、30代前半までを目安に動き始めた方が無難でしょう。
また、第二新卒枠を設けているコンサルファームもあります。新卒時に希望するコンサルファームに入社できなかった方も、就活リベンジとして第二新卒枠を狙えます。
もし、30代半ばを過ぎて未経験採用を狙う場合は、自分の強みを明確にしておくことが重要です。自身のキャリアからコンサルとして活かせる経験を整理し的確に伝えられるようにしておきましょう。
どういった企業出身の方がコンサルに転職することが多いのか、詳細を知りたい方は以下の記事の6章にて紹介しておりますのでご覧ください。
2.学び続ける姿勢
コンサルタントが必ず持っておくべき資格はありません。
MBAや公認会計士などの資格を持っているに越したことはありませんが、そういった資格を持っていなくても、常に向上心を持ち新しいことを学び続ける姿勢は、コンサルタントの適性として重要な要素になります。
学び続ける姿勢というのはコンサル適性のイチ要素とも言えますが、コンサル適性って何?という方はこちらをご確認下さい。
3.英語力を身につける
外資系に限らず日系コンサルファームでも、英語が必要とされる場面は増えており、コンサル転職では語学力も選考ポイントの一つになっています。英語が苦手な方は少しでも時間を割いて勉強する癖をつけておきましょう。
4.諦めないでチャレンジする精神
コンサル業界はこれまで市場規模を拡大させ慢性的な人手不足でしたが、これまでの大量採用が歪を生み出しつつあり、採用を絞り始めています。ただ、優秀な人材や専門的な知見を有する人材の採用競争は引き続き熾烈です。
自身の強みとファームが求める人材の要素がマッチしていれば、未経験でも転職可能ですので、ファームが求める人材像を理解して、自身の強みをアピールできるようにしておきましょう。その際、コンサル特化の転職エージェントに相談することをおすすめします。コンサル業界を熟知しているため、高い解像度でアドバイスを受けることができます。
また、コンサルとして活かせるキャリアがない場合は、長期的な対策を取りましょう。どんなコンサルになりたいのか、そのためにはどんなキャリアが必要なのかを調べ、現職で重なる業務に注力したり、目指す分野に該当するセクションに異動願いを出したりするなど、今できる範囲で挑戦することもキャリア構築の手段の一つです。
特に、まだ20代であり1社経験である、若しくは一度しか転職をしていない方であれば、コンサルにつながる会社やポジションに転職して一定経験を積んでも良いでしょう。転職エージェントへの相談も有効です(ただし、エージェント選びを間違えると転職をゴールに設定されてしまいます)。
以下の記事では、未経験のコンサル転職でエージェントを有効に活用する方法を紹介しています。
コンサル面接でチェックされるポイント
コンサルファームの面接では、主に以下のポイントがチェックされます。
1.論理的思考力
2.コミュニケーションスキル
3.仮説思考
4.志望動機
1から3は説明不要だと思いますので割愛します。4の「志望動機」についてのみここでは述べさせていただきます。
4.志望動機
コンサルファームの面接を受ける際は、なぜコンサルタントになりたいと考えるのか、またコンサルティング業務を通して何ができるのかといった点を整理し、志望した動機や目的などを明確に言えるように準備しておきましょう。また、数あるコンサルファームの中でなぜその会社を志望したのかという点も、論理的に説明する必要があります。
そのためにはコンサルティング業務及びコンサルティングの領域についてしっかり理解しておくことが重要となります。
コンサルティング業務については、案件によって異なるのが実際ではありますが、イメージ先行とはなっていないか、どんな働き方をするのかをしっかりと理解していることが重要です。こちらの記事で主にジュニアコンサルに期待されていることをまとめておりますので、こちらから業務の一端をご理解いただけるのではないでしょうか。
また、コンサルティング領域については、現在のコンサル業界は複雑化しており、各コンサル領域をMECEに切り分けることは困難になり、領域の的確な把握は難しくなってきています。例えば、コンサルプロジェクトとして増加しているDX推進支援では、ITはもちろん、戦略やビジネス領域の知見も必要とされています。その結果、IT領域を得意とするIT系や総合系ファーム以外のファームが、得意領域を軸にしながら手掛ける領域を拡大させている様なケースが増えているのです。
コンサルファーム各社の詳しい情報
▶主要コンサルファーム各社がどんな領域に強みをもっているのかを知りたい方はこちら
▶少数精鋭のブティック系コンサルファームにはどんな企業があるのかを知りたい方はこちら
コンサル転職事例
▶メーカーからコンサルに転職して成功した事例はこちら
▶コンサルファームへの入社は、新卒か中途か、それぞれのメリット・デメリットをまとめた記事はこちら
最後に
恐らくコンサルに関しておぼろげにこんなことやるだろうと思っている方は多いと思います。そのイメージがコンサルファームに行った後実態と合致しているのか等はちゃんと情報収集し、キャリアを選ぶ必要があると考えております(逆に言うとそこらへん勘違いして臨むと、面談で落ちます(笑))。
エージェント活用に関しては、持っている情報量が各社違うのでコンサル特化型の活用を推奨しております。
自分自身のこれまでの経験やスキルがどこのファームなら求められているのか、さらにはどのファームであれば自分に合っているのか(社風が結構違いますし、ノルマとか厳しさも大分違います)を一緒に考えアドバイスしてくれる、求人案件を紹介してくれるエージェントが良いです。
とかく、エージェント側の都合を言うと、比較的大量採用で紹介フィーも高い大手を紹介しがちですが、ちゃんと意向や経験に沿ったファームを紹介してくれるところを選びましょう。
繰り返しになりますが、大手ファーム・ブティックファーム(独立系ファーム)で大分色は異なります。何をやりたいか、将来どういうコンサルになりたいか、どういうキャリアを描くかを見据えて活動していくことが大事です。
↓コンサルファームへの転職にちょっとでも興味ある方はこちらより是非ご相談ください==
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執筆者
-
空手選手として活躍し、フルコンタクト空手道場で正指導員を務める。
その後ITマーケティング企業にて営業部長から事業部マネージャーを経験し、コダワリ・ビジネス・コンサルティングへジョイン。
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空手選手として活躍し、フルコンタクト空手道場で正指導員を務める。
その後ITマーケティング企業にて営業部長から事業部マネージャーを経験し、コダワリ・ビジネス・コンサルティングへジョイン。