IBM、第4四半期グローバル決算を発表。FY23通期収益は619億ドルに
コンサルティング事業の通期収益は199億ドルでYTY5%増
IBM(International Business Machines Corporation)は、2023年度第4四半期の連結決算を発表した。併せて、通期の収益は予想通りの成長を達成し、フリー・キャッシュ・フローは目標を上回ったと伝えている。
第4四半期の収益は昨年比4%増の174億ドル、通期では2%増の619億ドルとなった。(為替変動の影響を除いた場合は、それぞれ3%増)
通期におけるセグメント別の収益は、ソフトウェア事業が263億ドル、コンサルティング事業が199億ドルといずれも昨年比5%増となった。一方、インフラストラクチャー事業は146億ドルとなり5%減少した。(為替変動の影響を除いた場合、コンサルティング事業は6%増、インフラストラクチャー事業は4%減)
また、キャッシュフローに関しては、事業活動による純現金収入は昨年比35億ドル増の139億ドル、フリー・キャッシュ・フローは19億ドル増の112億ドルとなった。
同社は、2023年を通じて、研究開発と人材への投資を拡大し、ハイブリッドクラウドやAI事業を強化するために9件の買収を完了したと述べている。さらに、2024年の見通しとして、為替変動の影響を除いた場合の収益成長率は、1桁台半ばの成長率となる見込みだとし、フリー・キャッシュ・フローは、約120億ドルを見込んでいるとしている。