デロイト トーマツ、「Jリーグ マネジメントカップ2023」を発表
浦和レッズが売上高100億円突破、J1の1位を獲得
デロイト トーマツ グループのスポーツビジネスグループは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するJ1、J2、J3の全クラブを対象にビジネスマネジメント(BM)の側面から分析を行った「Jリーグ マネジメントカップ 2023」を発表した。
「Jリーグ マネジメントカップ」は、Jリーグから公表された財務情報などをもとに「マーケティング」、「経営効率」、「経営戦略」、「財務状況」に対して、デロイト トーマツが独自のKPIに基づいて項目別にランク付けを行ったもの。毎年発表しており、今回で10回目となる。
今回のランキングにおいて、J1の1位となった浦和レッズは、平均入場者数が全ディビジョンでトップとなったことなどに加えて、コロナ禍から継続的に取り組んできた地元企業との関係構築が実を結びスポンサー収入が約42億円とJクラブ最大規模となったほか、売上高はクラブ史上初Jリーグで2クラブ目となる100億円を達成した。
J2のジュビロ磐田は初の1位を獲得。降格後にもかかわらず、平均入場者数やスポンサー収入を着実に伸ばし売上高成長率は31.6%とBM面で成果を上げたほか、昨年までの債務超過を解消し財務体質も改善している。また、J3の1位となった鹿児島ユナイテッドFCは、J2昇格により平均入場者数を2割以上増加させ、入場料や物販収入、SNSフォロワー数が増加したことに加え、第三者割当増資により財務体質の強化も行った。
(デロイト トーマツ ニュースリリース)