A.T. カーニー 2024年グローバル都市調査実施|東京は都市指標ランキング4強入り
都市展望ランキングでも、東京は昨年より大きく順位を上げ11位
A.T.カーニー株式会社(A.T.Keaney / グローバルブランド名 KEARNEY)は、全世界156の都市の競争力、影響力や将来の有望性を評価してランク付けする「2024 Global Cities Report(グローバル都市調査)」を発表した。
同調査は、現在のパフォーマンスを評価する「グローバル都市指標(Global Cities Index: GCI)」と将来の有望性を分析する「グローバル都市展望(Global Cities Outlook: GCO)」の2つで構成されている。
GCIは、「ビジネス活動」「人的資源」「情報流通」「文化的経験」「政治的関与」の5つの観点から、各都市をランク付けしたもの。上位には、前回同様ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京の4都市が名を連ねた。東京は、国際会議の多さとユニコーン企業の好調な業績のほか、食の分野での豊かな「文化的経験」が評価された。
GCOは、「個人のウェルビーイング」「経済」「イノベーション」「ガバナンス」の4つの観点から各都市の将来的有望性を評価している。サンフランシスコが首位を維持する中、ソウルとデュッセルドルフが新たにトップ10入りを果たした。前回23位だった東京は、中国への依存とリスクを回避する欧米からの直接投資の拡大等により、大幅に順位を上げ11位にランクインした。