PwC FY24グローバル決算、営業総収益は3.7%増となる554億米ドル
PwCは、FY2024(2023年7月~2024年6月)におけるグローバル決算を発表した。
■全体
グローバル全体の営業総収益は、現地通貨建て3.7%増加(米ドル建て4.3%増)となる554億米ドルとなった。
多くの国で経済が低迷し政情不安による市場の減退もある一方で、PwCネットワーク全体においては対前年比で増収を続けたと述べている。また、従業員数は149ヵ国370,000人を超え、フォーチュン・グローバル500企業の86%にサービスを提供しているという。
■コンサル領域及びアジア地域の業績について
「アシュアランス」「アドバイザリー」「税務&法務」のすべての事業において増収となった。コンサル領域にあたるアドバイザリーは、対前年比2.6%増の233億米ドルとなったものの、M&A市場の低迷や政治的不透明感による投資抑制などにより1年間の成長は鈍化した。
リージョン別では、アメリカエリアが3.4%増、アジアパシフィックが5.6%減、欧米・中東及びアフリカは8.6%増の成長となった。他リージョンが増収を示す中、アジアパシフィックは厳しい市場環境となり減収となった。特に中国での需要の伸び悩みやオーストラリアの経済・事業の逆風などが要因だとしている。なお、好調が続くインドでは大幅な増収となった。
(PwC Global Newsroom)