2019.11.21
国内メガバンク等邦銀は2025年までに200億ドルの決済収益を失う可能性（アクセンチュア発表）
アクセンチュア（Accenture Japan Ltd）の最新調査によると、邦銀は2025年までに決済収益全体の28%に相当する200億ドルがデジタル決済の拡大やノンバンク企業との競争による決済手法やサービスの多様化によって、今後失われる可能性があることが明らかとなった。
日本国内の決済収益は、2019年の720億ドルから2025年には850億ドルまで年率2.6％で成長し拡大すると予想されているが、120億ドル規模の新たな決済収益市場で確実にシェアを獲得するためには、銀行は最新のテクノロジーを導入して革新的なビジネスモデルを早急に構築し、顧客への付加価値の高いサービス提供を重点的に取り組んでいくことが求められるとしている。
決済手法やサービスの多様化は、銀行のカード取引や手数料による収益を減少させていることを指摘している。
本調査回答に基づく銀行にとっての最優先課題は、「リテール決済取引におけるセキュリティの構築」であるとしている。また、高速でシームレスな決済フローのために導入する重要なプラットフォーム・テクノロジーとして、「人工知能（AI）、ロボティクス、機械学習、革新的なペイメント・ハブ」が挙げられている。
https://www.accenture.com/jp-ja/company-news-releases-20191112
（アクセンチュア ニュースリリース）
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