ガートナー、ゼロトラストに関する最新トレンドを発表

ゼロトラストの全体像を俯瞰した、戦略的な取り組みが重要
ガートナージャパン株式会社 (Gartner Japan Ltd.) は、ゼロトラストの最新トレンドを発表した。
同社が2025年2月に実施した、日本国内の従業員500人以上の組織を対象としたユーザー調査において、「『ゼロトラスト』として見直し/強化したセキュリティ領域」について尋ねた結果、「ネットワーク・セキュリティ (セキュアWebゲートウェイ、CASB、ZTNAなど)」、「ID/アクセス管理 (多要素認証など強固な認証)」、「ID/アクセス管理 (特権管理)」の3つの対策が上位に挙げられた。
また、SASE(セキュア・アクセス・サービス・エッジ)を前提としたクラウド中心のネットワーク環境や、オンプレミス環境で利用するシステム(OT/サイバー・フィジカル・システム [CPS] など)のセキュリティへの取り組みが引き続き強化されていることが明らかになったとした。
一方で、「アプリケーション/ワークロード」や「自動化・分析」といった分野の対応は後回しにされがちな傾向が出ているとしている。
なお、本レポートでは、セキュリティ/リスク・マネジメント (SRM) のリーダーが注目すべきゼロトラストの最新トレンドとして以下の7項目を挙げている。
・ネットワーク (SASEやOTセキュリティを含む)
・ユーザー (アイデンティティ/アクセス管理 [IAM] 等)
・デバイス (管理/セキュリティ)
・アプリケーション/ワークロード
・データ
・デバイス、アプリケーション/ワークロード (CTEM等)
・自動化/分析
(ガートナージャパン プレスリリース)