ベイン・アンド・カンパニー、「日本プライベート・エクイティレポート2025年版」を発表

ベイン・アンド・カンパニー（Bain & Company, Inc.）は、「日本プライベート・エクイティレポート2025年版」を発行した。日本のプライベート・エクイティ（PE）市場は堅調に推移しており、世界中の投資家からの関心を集めるなど、依然として注目を集める市場となっていると伝えている。

同レポートによると、2024年に取引総額が3.1兆円を記録し４年連続で３兆円を超えた。中でも、1,000億円を超える大型案件や3,000億円を超える取引が増加しており、カーブアウト、上場企業の非公開化が取引の主流を占めた。2025年の第１四半期には過去２番目に高い取引額が記録されるなど、その勢いは継続中であるとした。

さらに、日本市場は高いリターン実績を背景に、機関投資家から魅力的な投資先と評価されていると述べている。「競争激化」や「高い企業評価額」、「人材確保・維持」が日本市場に投資するゼネラル・パートナー（GP）の関心事であり、特に海外GPはアジアの投資資金のより多くを日本へ割り振っているという。このような競争が激化する市場で勝ち抜くには「価値創出への徹底したフォーカス」が重要であるとした。

（ベイン･アンド･カンパニー Press release）

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