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NEW 2025.08.15

EY調査、2025年上半期の世界のIPO市場は回復

中華圏が再浮上。世界全体の調達額の3分の1に

EYは、2025年上半期のIPOに関する調査結果「EY Global IPO Trends Q2 2025」を発表した。同調査によると、2025年上半期の世界のIPO市場は回復力を示し、539件のIPOにより614億米ドルを調達し、前年同期比で調達額は17%増加した。

政策の不確実性や市場のボラティリティが高まる中、中華圏は主要なプレーヤーとして再浮上し、世界全体の調達額の3分の1を占めたという。特に香港は調達額が前年同期比7倍増となり、香港取引所はIPOの調達額で世界トップとなった。一方で、欧州のシェアは10%まで減少した。

また、クロスボーダーIPOは過去最高を記録し、世界全体の取引件数の14%を占めた。特に、中華圏とシンガポールのIPO実施企業を中心に、米国が上場先として最も多く選ばれているとした。

セクター別では、製造業セクターの中でも特にモビリティのIPOは、リショアリングやサプライチェーンの現地化の恩恵を受けているという。また、エネルギーセクターのIPOは、戦略的インフラに重点を移しつつあるほか、防衛技術のIPOは、世界的に防衛予算が増加する中で勢いを増しているとみられる。テクノロジーセクターは引き続きIPO市場の基盤となっており、米国と日本がソフトウェア関連のIPOでリードし、中華圏がハードウェア関連の上場で貢献していると伝えている。

(EY ニュースリリース

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