PwC Japan、3つの注力領域でサステナビリティ経営支援体制を拡充

複雑化・高度化するサステナビリティ対応に向け、新サービスを開発・展開
PwC Japanグループは、サステナビリティ経営を通じた企業価値向上を支援するため、3つの注力領域を策定し体制を拡充することを発表した。サステナビリティ経営が実行・成果創出を強く求められる段階に入ったとし、経済合理性を考慮してより実効性の高い取り組みを支援する。注力領域を以下の3つに定め、10月以降、新たなサービスを開発・提供していく予定だとしている。
【3つの注力領域と概要】
- サステナビリティ戦略策定支援(ホリスティックアプローチ)
多様化する環境・社会課題と、経済合理性に対して、個別に検討し対応するのではなく、複数要素を総合的(ホリスティック)に捉え、全体最適化を図った戦略を提示。その戦略に基づいた道筋を示し、対外的な開示につなげる支援までを提供。 - サステナビリティサプライチェーン変革支援(システミックアプローチ)
脱炭素や循環経済などの課題解決に必要となる全社・複数企業横断のエコシステム開発において、システム思考に基づく開発手法(システミックアプローチ)を活用し、革新に焦点を充てたビジネスモデルの変革と、産業・企業の垣根をまたぐ事業構造改革やサプライチェーン変革などの検討、実装を支援。 - 法定開示を起点としたサステナビリティ情報管理・統合思考経営支援
サステナビリティ開示基準への対応を起点に、情報開示戦略から実行までを効率的・効果的に支援。また、サステイナビリティ情報の可視化を通じて、企業のサステナビリティ対応が、自社の顧客への価値を生み出す取り組みにつながるように支援。
【今後のサービス展開と提供体制】
これらの注力領域に関連するサービス開発を加速するため、2025年10月以降、以下の新たなサービスやイベントを予定している。
- ホリスティックアプローチに基づく企業の意思決定を支援する新サービス
- システミックアプローチに基づく業界横断エコシステム変革支援サービス
- サステナビリティサプライチェーン構築に向けたリスクマネジメントの包括的サービス
- サステナビリティ情報管理プラットフォームの構築支援および高度化
- 企業の最高サステナビリティ責任者などを対象とした企業価値向上を目指すコミュニティの形成
サービス提供においては、監査およびアシュアランス、コンサルティングや、ディールアドバイザリー、税務、そして法務といったグループ全体にわたる幅広い分野で有機的に結合することで実現するとしている。
(PwC Japanグループ ニュース)