アクセンチュア FY2025グローバル決算、売上は7%増加の697億米ドル
アクセンチュア(Accenture PLC)は、2025年8月31日締めとなるFY2025通期の決算情報を発表した。
FY2025のグローバル売上高は697億米ドルとなり、現地通貨建て・米ドル建てともに7%増を達成した。現地通貨建て2%増となり成長鈍化したFY2024と比べ、FY2025では大幅に成長率が加速した。
FY2025の売上構成は、コンサルティングとマネージドサービスがほぼ同等の規模となった。コンサルティングの売上高は351億米ドルとなり、現地通貨建てで5%増。これは、FY2024の現地通貨建て1%減から大きく成長を回復させている。マネージドサービスの売上高は346億米ドルとなり、現地通貨建てで9%増となった。昨年の5%増からさらに成長を加速させ、FY2025の成長を牽引した。
新規の契約(New Bookings)は、806億米ドルに達し、前年の812億米ドルからはわずかに減少(現地通貨・米ドル建てともに1%減)した。なお、生成AI(Generative AI)関連は、新規契約だけで通期で59億ドルを計上している。
FY2026の見通しについては、現地通貨建てで2%から5%程度の成長率を見込んでおり、米国連邦事業による影響を除けば、現地通貨建てで3%から6%程度と予想している。
ー9月29日追記ー
同時に、2025年度四半期決算において、6か月間の「事業最適化プログラム」を開始したことを発表し、6億1500万ドルを計上している。また、2026年度第一四半期には、2億5000万ドルを計上する見込みとしており、合計8億6500万ドルの計上を予定している。この金額は、人材戦略に関連する退職金と事業売却にともなう資産減損を反映しているという。なお、日経新聞は、1万人規模の人員削減が進行中であると報じている。
(Accenture Reports Fourth-Quarter and Full-Year Fiscal 2025 Results / 日経新聞)
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