デロイト、「Jリーグ マネジメントカップ2024」を発表

J1の1位はサンフレッチェ広島。前年の14位から大きく飛躍
デロイト トーマツ グループのスポーツビジネスグループは、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に所属するJ1、J2、J3の全クラブをビジネスマネジメントの側面から分析した、「Jリーグ マネジメントカップ 2024」を発表した。
「Jリーグ マネジメントカップ」は、試合に勝つための「フィールドマネジメント(FM)」と、収益を上げ事業拡大をするための「ビジネスマネジメント(BM)」に焦点を当て、デロイト トーマツがまとめて毎年発表するランキングで、今回で11回目となる。
ランキングは、全60クラブの2024年度の財務情報など公開情報をもとに、「マーケティング」、「経営効率」、「経営戦略」、「財務状況」の4つの視点で計12のKPIから分析されている。今回の分析では、経営戦略の「SNSフォロワー数増減率」に代わり、経営効率に「退団者1人あたり移籍金収入」が加えられた。
今回のランキングにおいて、J1の1位はサンフレッチェ広島、2位は浦和レッズ、3位はFC東京、J2の1位はジェフユナイテッド千葉、2位は清水エスパルス、3位はモンテディオ山形、J3の1位はツエーゲン金沢、2位は松本山雅FC、3位はRB大宮アルディージャとなった。
J1の1位となったサンフレッチェ広島は、マーケティング分野と財務状況分野で1位、経営効率分野で2位となり、前年の14位から大きく飛躍して初の1位を獲得した。前年1位だった浦和レッズは、順位は2位に後退したものの、Jリーグ初となる売上高100億円を2年連続で達成している。
また、2024年シーズンは、すべてのディビジョンで平均入場者数が前年より増加し、年間総入場者数は前年比14.4%増の12,540,265人で過去最多を記録。各クラブの集客施策に加え、J1の試合数増加や、J2・J3が上位クラブと対戦できる新制度の導入などが集客増に奏功したという。
(デロイト ニュース)