SAP S/4HANAの移行期限を2年延長、2027年末まで
SAP SE(NYSE:SAP)は、SAP ERP 6.0を含む「SAP Business Suite 7」を構成するコアアプリケーションのメインストリームメンテナンスを2027年末まで延長することを発表した。
加えてオプションの延長保守サービスを2030年末まで提供すると明らかにした。
「SAP 2025年問題」と言われてきたSAP ERPからSAP S/4HANAへのマイグレーションタイムリミットが2年延長された形となる。
Americas’SAP Users’Group(ASUG)とGerman-Speaking User Group(DSAG)の両調査では、49%を超えるクライアントが今後3年以内でのSAP S/4HANAへの移行を計画しており、SAP S/4HANAへの移行を計画していないクライアントの数はゼロになったとしている。
SAP S/4HANAへの移行が活発化し、SAP人材の逼迫が顕在化してきている中で、移行遅れを危惧するクライアント各社にとって、この2年の延長でも十分ではないかもしれない。
なお、今回の発表に合わせてSAP S/4HANAの保守サービスを2040年末まで提供するとしている。
https://news.sap.com/japan/2020/02/SAP、SAP S/4HANA®のイノベーションに対するコミットメント/
(SAP Japanプレスリリース)
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