富士通が設立したDXコンサルの新会社Ridgelinez、4月1日事業開始
富士通株式会社(Fujitsu Limited)がクライアントのDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するために設立した新会社「Ridgelinez株式会社(リッジラインズ)」が4月1日より事業を開始する。
事業を開始する4月1日付で、日本および海外のIT、製造業を中心に30年以上にわたるコンサルティング業界での経験を持つ、PwCコンサルティング合同会社で副代表執行役 シニアパートナーを務めていた今井俊哉氏がRidgelinez株式会社の代表取締役社長に就任する。
同社は、DXに取り組むお客様にコンサルティングから先進テクノロジーの実装までワンストップでサービスを提供するという。
さらに富士通は、DXビジネスの事業展開を推進するため経営幹部ポジションに外部人材を登用することを発表している。
4月1日付で、CIO兼CDXO補佐 執行役員常務にはSAP ジャパンで代表取締役社長を務めた福田譲氏が就任する。
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/01/30.html
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/01/30-3.pdf
(富士通株式会社プレスリリース)
■執筆者コメント
昨年夏頃に報じられた富士通のITコンサル子会社が2020年4月1日より事業開始となります。
アーキテクト設計やシステム開発だけでなく、クライアントの課題発見からDXの目標設定と実現までを一気通貫で行うことができるのはIT企業である富士通グループの強みでしょう。
また、富士通本体にSAPジャパン出身の福田氏が参画するだけでなく、CMOには日本マイクロソフト出身の山本氏が、M&A戦略担当にはマッキンゼー出身のフレイザー氏が参画することも発表されています。
富士通がこれまでのIT企業からDX企業への変革が求められ、外部人材の力を用いて変革しようとしていることの表れではないでしょうか。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
営業 谷藤
https://www.codawari.co.jp/
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