一般市民向けのアンケートで6割超がコロナ収束後もオンライン診療に前向き/MRI・MEDIS-DC調査
三菱総合研究所(Mitsubishi Research Institute, Inc. 以下MRI)は一般財団法人 医療情報システム開発センター(以下MEDIS-DC)と共同で、コロナ禍における医療機関受診状況やオンライン診療に関する一般市民を対象としたアンケート調査を実施し、2,578名から回答を得た。
感染拡大により、定期的に通院していた1,043名のうち、通院を延期または中断した人は22.0%、オンライン診療に変更した人は3.0%。延期または中止した理由は「コロナ感染が怖いから」が62.0%、「医療機関からの要請」が14.0%となっている。
全回答者のうち、今後の受診体制として、「状況(緊急事態宣言下の外出自粛等)によって対面診療もしくはオンライン診療を選択したい」が39.7%、「状況に関わらず、軽い症状であればオンライン診療を選択したい」が23.5%と、合わせて63.2%がオンライン診療を選択肢として考えたいと回答した。
元々かかりつけ医を推進させる対策の一つとしてオンライン診療が1997年に解禁されたが、医師・患者ともに対面での診療が必要との意識から、普及には至らなかった。厚生労働省や日本医師会では、かかりつけ医を推進しているが、かかりつけ医を持つ人の割合は2017年4月調査(日本医師会総合政策研究機構調べ)の55.9%から今回の調査で48.6%と半数以下に低下したことが判明した。
しかし今回のコロナ禍により、患者の意識や行動の変化が起こっていることは明らかであり、MRIとMEDIS-DCは、新たな医療体制の在り方について、共同で研究し提案するとしている。
https://www.mri.co.jp/news/press/20200612.html
(三菱総合研究所 ニュースリリース)
■執筆者コメント
第一波からだいぶ落ち着きましたが、先日(6/15)のニュースで東京の新たな感染者が40人超えと報道されており、まだまだ油断できないのが現状です。
今回のコロナ禍でなるべく人に会わずに過ごすかが重要視されています。その際に出てくる新しい常識や考え方についていけるよう、今後の動きに注視して過ごさなければならないのではないでしょうか。
ちなみに私は、家の近所にあるジムに通っているのですが、トレーニングする際にマスク着用必須のため、普段の3倍ほど息苦しい状況で自分の体をいじめております。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
牧野
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