野村総研、シグマクシス等、上場コンサルファーム各社の四半期(4月~6月等)決算まとめ
上場しているコンサルファーム各社が直近の四半期決算を発表した。
株式会社野村総合研究所(Nomura Research Institute, Ltd.)、株式会社ベイカレント・コンサルティング(BayCurrent Consulting , Inc.)、株式会社ドリームインキュベータ(Dream Incubator Inc.)、株式会社シグマクシス(SIGMAXYZ Inc.)、株式会社三菱総合研究所(Mitsubishi Research Institute,Inc.)の四半期の決算における、売上高と営業利益を取り上げる。(紹介順は順不同)
(%表示は対前年同四半期増減率)
【株式会社野村総合研究所 2021年3月期 第1四半期(4月~6月)】
第1四半期売上高:1,311.54億円(1.3%)
第1四半期営業利益:181.77億円(△10.7%)
https://data.swcms.net/file/ir-nri/dam/jcr:28c1962a-a68c-4211-b28b-b3c25ba26f2f/140120200729468698.pdf
(野村総合研究所 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
【株式会社ベイカレント・コンサルティング 2021年2月期 第1四半期(3月~5月)】
第1四半期売上高:100.2億円(28.1%)
第1四半期営業利益:29.87億円(82%)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6532/tdnet/1860947/00.pdf
(ベイカレント・コンサルティング 2021年2月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(非連結))
【株式会社ドリームインキュベータ 2021年3月期 第1四半期(4月~6月)】
第1四半期売上高:60.74億円(16.1%)
第1四半期営業利益:△1.75億円(-) *前年同四半期:△0.94億円
https://www.dreamincubator.co.jp/wp-content/uploads/2020/07/20200731_1Q_KT.pdf
(ドリームインキュベータ 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
【株式会社シグマクシス 2021年3月期 第1四半期(4月~6月)】
四半期売上高:33.66億円(△11.5%)
四半期営業利益:1.52億円(△50.6%)
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS02648/262964f0/8bf9/4306/b854/1390be875550/140120200730470320.pdf
(シグマクシス 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
【株式会社三菱総合研究所 2020年9月期 第3四半期(4月~6月)】
第3四半期累計売上高:705.9億円(2.2%)
第3四半期累計営業利益:58.96億円(42.6%)# 発表されている決算情報は第三四半期累計ですが、比較のため、第三四半期のみの数字を算出(2020年9月期第2四半期決算からの差し引き)すると以下の通りとなります。
四半期売上高:223.4億円(△3.7%)
四半期営業利益:3.94億円(△2.0%)
https://data.swcms.net/file/mri/dam/jcr:22c10f01-d187-4448-ac7d-643da5acdc89/140120200731472185.pdf
(三菱総合研究所2020年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))
■執筆者コメント
これまで四半期決算については取り上げておりませんでしたが、直近の四半期決算は新型コロナの影響を受けている時期のため各社の決算概要を取り上げさせていただきました。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済活動の停滞によって、一部の案件や営業活動などに影響もあり、現時点において各コンサルファームとも打撃を受けているように見受けられます。前年同期比で伸長している場合でも、成長は鈍化傾向にあると見えます。世界的に経済の先行きが不透明な状況ではありますが、コスト削減やDXによる企業変革ニーズは加速しており、コンサルファームにおける対応も急ピッチに行われているでしょう。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
田中
https://www.codawari.co.jp/