三菱総合研究所【東証1部3636】増収増益・最高益となる2020年9月期決算を発表
株式会社三菱総合研究所(Mitsubishi Research Institute, Inc. 略称MRI)は、2020年9月期連結決算を発表した。
売上高は前期比+2.2%となる920億円となり、経常利益は前期比+46.7%となる83.8億円となった。純利益も前期比+97.1%となる70.9億円として、増収増益及び過去最高益となった。
シンクタンク・コンサルティングサ-ビスにおいては、エネルギー、ヘルスケア・ウェルネス等の分野が堅調に推移したことと、金融機関向けが伸長したことから、売上高が前期比+1.4%となる345億円、経常利益が前期比+57.6%となる52億円となった。
中計2020の戦略が奏功したことと、営業努力・経費削減でコロナ影響を打消し増収増益につなげたとしている。
なお、コロナ影響はITサービスにおける5億円のみとなっている。
2021年9月期においても増収増益となる業績予想をしており、さらにそれに合わせて中期経営計画2023も発表がされている。
https://data.swcms.net/file/mri/ja/news/auto_20201102414523/pdfFile.pdf
(三菱総合研究所 2020年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) )
■執筆者コメント
MRIが基盤事業と位置づけている公共分野や金融・カード分野が堅調であったこともありますが、半期分がコロナ影響を受けている中での増収増益、そして最高益というのはコンサル業において久しぶりの明るいトピックです。
MRIは今後予想している通り、日本の経済が緩やかな回復をしていくことを願います。