EY Japan、貴田守亮氏が新CEOへ
EY Japan(Ernst & Young Japan)は、2021年7月1日付けで、貴田守亮氏(49)が新チェアマン兼CEOおよびRMP(ジャパン・リージョナル・マネージング・パートナー) へ就任することを発表した。現職の辻幸一氏(2019年7月-2021年6月)は任期満了により退職するとのこと。
貴田氏は、EY Asia-PacificエリアおよびGlobal Practice Groupのボードメンバーとしての活動、およびD&I(ダイバーシティ&インクルーシブネス)ステアリングコミティーでの活動について積極的に継続しつつ、辻氏が築いた基盤を基に、クライアント企業の更なる成長を支援する意向だ。
〔略歴〕
貴田 守亮(きだ もりあき)氏
EY Japan COO(ジャパン・リージョナル・チーフ・オペレーティング・オフィサー)
1996年、EY入所。2007年のパートナー昇進以降、複数国の都市にて要職を歴任。JBS(ジャパン・ビジネス・サービス)の北米・南米統括リーダー、デピュティ・エリア・マネージング・パートナー(ジャパンエリア)を経て、2016年よりジャパンエリアのデピュティ・エリア・マネージング・パートナー、2019年より現職。
https://www.ey.com/ja_jp/news/2021/03/ey-japan-news-release-2021-03-19
(EY Japan ニュースリリース)
■執筆者コメント
貴田氏は 企業の成長と発展のために多様性を重視、D&I(ダイバーシティ&インクルーシブネス)を経営戦略の一つに掲げ、また EY社内のLGBTAネットワーク「Unity」での活動にも積極的だ。「Unity」ではグローバルスポンサーも務めているとのこと。
国際的に日本の多様性に対する評価は低い。しかし、知らないだけでEY Japanがそのリーディングカンパニーであったり、少しずつとはいえ日本社会も変容し始めているのだということを知った。そして、今後も貴田氏のような影響力のある方が多様性を社内外において推進することで、個々人がより自分らしく生きやすい社会へと変わっていくのだと思えたと同時に、私自身もあらゆるものごとにおける無自覚の無意識バイアスによって自分や周囲に不寛容になっていないか、見つめなおすよい機会となった。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
廣田
https://www.codawari.co.jp/