DTFAとトムスが包括的な協業契約を発表
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(Deloitte Tohmatsu Financial Advisory LLC、以下DTFA)とモータースポーツ事業を展開する株式会社トムス(TOM’S INC.)は、モビリティ領域における包括的な協業に関する契約を締結したことを発表した。
今回の協業によって、新しいモビリティ社会に向けた業界変革を構想し、その実現に向けた取り組みやサービスをスタートさせていくという。
まずは2021年4月より、今季トムスからスーパーフォーミュラ・ライツに参戦するジュリアーノ・アレジ選手へのスポンサーシップを通じ、モビリティ領域におけるグローバル人材の育成ならびにレースデータ分析に関する協業を開始するという。
トムスがこれまで行ってきたドライバーやマシンデータなどのデータ分析の領域において、DTFA属するデロイトのアナリティクスチームが分析の高度化・深化において支援をしていく。さらに今後は、以下の7つの分野においてモビリティ領域における事業構築や関連サービスを強化していく。
【モビリティサービス領域における事業構築および関連サービス】
1.グローバル人材の育成
2.レースデータ分析(アナリティクス)
3.オートパーツメーカーへの事業承継支援戦略
4.EV技術等の開発、EVレース場の運営
5.E-Sportsの展開とDigital Twinsの実現
6.スーパーシティ・スマートシティとの連携
7.オートメーカー全般を含むESG戦略の策定
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20210330.html
(デロイト トーマツ グループ ニュースリリース )
https://www.tomsracing.co.jp/company/news/8870/
(トムス ニュース)
■執筆者コメント
今季アレジ選手がドライブするマシンにはデロイトのカラーである黄緑のラインが入り、さらにはコックピット後部にはDeloitteのロゴが配されているのが印象的です。
コロナウィルス感染症はモータースポーツにも影響を与えており、BMWを長年支えてきた名門シュニッツァー・モータースポーツがつい最近活動終了を発表したことを知る身としては、トムスが今回のような新しい協業を行うのは嬉しく思う次第です。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
山中
https://www.codawari.co.jp/