シグマクシス、持株会社体制へ移行しグループ再編。同時に第三者割当増資の実施を決定
株式会社シグマクシス( SIGMAXYZ Inc.)は、2021年10月(予定)に持ち株会社体制へ移行することを決定したと発表した。また、移行およびグループ再編にともない、第三者割当の実施を決定したと伝えている。
同社は、コンサルティング事業、アライアンス事業を展開している。今回、両事業の連携によって同社が掲げる「3つの変革」を中心に据えた成長戦略を加速させるため、持株会社体制への移行を決定したという。
持株会社体制への移行は、同社を分割会社とする簡易会社分割により実施し、分割するコンサルティング事業を新設子会社に、アライアンス事業を株式会社シグマクシス・インベストメントに、それぞれ承継させる予定だとしている。会社分割後は、シグマクシス社が分社化された各社の株式を保有し、持株会社として引き続き上場を維持すると伝えている。
なお、「3つの変革」とは、①既存事業の効率化(デジタル・トランスフォーメーション)、②新価値の創造(サービス・トランスフォーメーション)、③経営プラットフォームの改革(マネジメントトランスフォーメーション)を指し、これにより企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)が実現されるという考えの基、サービスを提供することで成長を推進するとしている。
あわせて、第三者割当増資の実施を決定したと発表。割当予定先は伊藤忠商事株式会社で、同社が新たに取得するシグマクシス社株式の数(第三者割当増資後の発行済株式総数に対する割合)は、2,050,000株(8.85%)だと伝えている。
また、同時に、両社間において事業の強化・拡大、新規事業の創出に向けた提携契約を締結したと述べている。
https://www.sigmaxyz.com/wp-content/uploads/2021/04/topics_210422_2.pdf
(シグマクシス ニュースリリース)
■執筆者コメント
DXという言葉がもてはやされる昨今、“DXとは”という文字を検索エンジンに入力したことがある方も多いのではないでしょうか。ビジネスの場面では、“IT技術の活用によりビジネスモデルや業務の変革を促す取り組み”という意味合いで使うことが多いかと思います。
今回、シグマクシス社でもDX事業を中心に据えた成長戦略を発表しました。翌日、同社の株価は10.85%上昇(4月23日11:30現在)しております。
さまざまな可能性を秘めたDXへの取り組みは、今後、どのように世の中を変革し新しいビジネスを創出するのか、株に興味がない私でも期待が膨らみます。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
阪谷
https://www.codawari.co.jp/