ベイカレント及びシグマクシスが決算を発表 | コロナ禍により明暗
シグマクシスは減収、一方のベイカレントは増収増益
株式会社シグマクシス(SIGMAXYZ Inc.)、及び株式会社ベイカレント・コンサルティング(BayCurrent Consulting , Inc.)はそれぞれ決算を発表した。
シグマクシスの2021年3月期決算は、連結売上高が140.2億円となり、前年対比で12%の減収となった。営業利益は前年対比21%減益となる17.47億円、当期純利益は対前年比14%減の12.1億円となっている。
第一四半期会計期間はコロナの影響を受けたとしながらも、第二四半期会計期間以降はコンサルティング案件の受注も回復したという。航空業界向けや小売業界向けのサービスを縮小させた一方、ERPクラウド化やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進及び組織や人材の活性化などのプロジェクトがコンサルティング事業を牽引したという。
ベイカレントの2021年2月期決算は、売上収益が428.73億円となり、前年対比で30%の増収となった。営業利益は前年対比68.6%増益となる135.51億円、当期利益は対前年比69.4%増の100.14億円となっている。また、DX関連のコンサルティングのニーズが旺盛なことに加えて、約440名(新卒含む)もの積極的なコンサルタント採用が効き、大幅な増収増益となっている。
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS02648/
8c1239b8/8b4a/4a9d/b1bc/cfd88f0482ee/140120210419496464.pdf
(株式会社シグマクシス 2021年3月期決算短信)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6532/tdnet/1953748/00.pdf
(株式会社ベイカレント・コンサルティング 2021年2月期決算短信)
■執筆者コメント
総合系コンサルティングファームである二社ですが、業績へのコロナの影響には差が明確に現れました。今後の見通しとしては、二社ともに先行き不透明と前置きを入れているものの、増収増益を見込んでいます。さらに共通している点として、コンサルタントの継続的な積極採用を進めることと、クライアントのDX推進支援ニーズが引き続き高いとの見解です。如何にDX案件の獲得と優秀な人材の獲得を達成できるかが今期の業績に関わってくると言えるでしょう。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
山中
https://www.codawari.co.jp/