EY FY2021グローバル決算、売上高は7.3%増加の400億米ドル
EYは2021年6月30日締めとなるFY2021グローバル決算情報を発表した。
■全体及びビジネス毎概要
グループ全体のグローバル業務収入は、対前期比で7.3%増となる400億米ドルとなったことを発表した。過去7年間(FY14 – FY21)のCAGR(年平均成長率)でも7.3 %(現地通貨ベース)ということから、 COVID-19パンデミックの全世界への影響を考えると、堅調な成長といえる。
リージョン別では、アジアパシフィック66億米ドルとなり13.8%増、欧州/中東/アフリカ (EMEA)が156億米ドルとなり10.2%増、アメリカエリアは176億米ドルで2.8%増となっている。例年に比べ、アジアパシフィックと EMEAにおいて高い増減率となった。
ビジネス毎では、アシュアランスがもっとも割合が大きく5.8%増となる135億米ドル、続いてコンサルティングが6.4%増となる111億米ドル、税務が7.2%増となる104億米ドル、ストラテジー・アンド・トランザクションは48億米ドルではあるものの14.6%増と最も成長した。
社員数は、全体で4.4%増となり312,250名となる中、コンサルティング部門の増加が顕著で15.4%増となっている。
■100億米ドル投資計画( FY22 – FY24)
EYは今後3年間で過去最高の100億米ドルを投資する計画を発表した。この計画は、監査品質、トランスフォーメーション、テクノロジー、人材に焦点を当てたもので、監査品質を向上させることで、資本市場への信頼の向上に貢献することを目的としているという。
その内の25億米ドルを人工知能(AI)などのテクノロジー投資に充て、コロナ後の新しい働き方を取り入れながら、テクノロジーを活用したトランスフォーメーションを加速させて行くと伝えている。
https://www.ey.com/en_gl/news/2021/09/ey-reports-global-revenues-of-us-40b-in-2021-and-outlines-record-us-10b-investment-plan-over-next-three-years
(EY Globalプレスリリース)
https://www.ey.com/ja_jp/news/2021/09/ey-japan-news-release-2021-09-16
(EY Japan プレスリリース)
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
田中
https://www.codawari.co.jp/