監査の変革 どのようにAIが会計監査を変えるのか
PwCあらた有限責任監査法人が、調査レポート「監査の変革 どのようにAIが会計監査を変えるのか」を発表しました。
当レポートでは、AIを監査に適用した場合の具体例を検討した上で、監査人および被監査会社へ与える影響、将来の監査人の役割について考察しています。
ビジネスの多様化、複雑化が進み、監査人が理解すべきビジネスの範囲の拡大、必要となる監査手続の量の増加など、ここ10年の間で監査現場の作業量は膨大となっています。
さらに、働き方改革の推進もあり、長時間労働の改善のため、監査の生産性向上についても急務となっている状況です。
RPAやAIなどのテクノロジーを監査現場へ導入することで、専門的な判断を伴わない業務を自動化し、会計士の業務負担を軽減させ、会計士をより専門性の高い業務に専念させることについて言及しています。
導入にあたり業務の標準化やコスト・工数などの障害はあるものの、業務の自動化は会計士を専門業務に特化させ、監査の生産性向上および品質向上に繋がることでしょう。
コンサルティングサービスの多くを占めるデータ分析は、優秀なコンサルタントの価値の一つですが、AIも得意とするところであり、監査法人のみならず、AIがコンサルファームにも変革をもたらすようになるかもしれません。
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/2018/assets/pdf/audit-change1804.pdf
(PwCあらた有限責任監査法人 調査レポート「監査の変革 どのようにAIが会計監査を変えるのか」)