シグマクシスと東急、新たなまちづくりに向けた基本協定書締結

世界の都市開発で注目されるウォーカブルシティ。東急沿線で日本の未来のまちのロールモデルを目指す。
株式会社シグマクシス・ホールディングス(SIGMAXYZ Holdings Inc.)と東急株式会社(TOKYU CORPORATION)は、多摩田園都市エリア(田園都市線梶が谷駅~中央林間駅)における新たなまちづくり、「nexus(ネクサス)構想」の推進に関する基本協定書を締結したと発表した。
本構想は、住む・学ぶ・働く・遊ぶ等の生活が自然や農と融合する、「歩きたくなるまち」への進化を目指し、生活者起点でのまちづくりを推進するものだという。
具体的な施策として、本構想への参画をする企業及び行政の招聘、対象地域での実証実験及び事業化、コミュニティ農園、マルシェ等多目的に利用できる「nexus チャレンジパーク」の開業の3つを挙げている。
特に、実証実験及び事業化については、各地域の特徴を生かし、4つのサステナブルテーマ(「農と食」「資源循環」「エネルギー」「駅遠エリアのMaaS」)を設定し、各テーマに沿った機能や環境の実装を段階的に取り組んでいく予定としている。
シグマクシスは、ホールディングスの子会社である株式会社シグマクシスと株式会社シグマクシス・インベストメントによりチームを組成し、主に本構想に協業する企業や行政の招聘、本構想の実証実験・事業化を担う。また、必要に応じて実証実験・事業化にともなうコンサルティングサービスや投資支援も行うと伝えている。
https://www.sigmaxyz.com/release_20220119/
(シグマクシス ニュースリリース)
■執筆者コメント
コロナ禍における、人々のライフスタイル・価値観等の大幅な変容にともない、居住域へのニーズも変化しています。従来までは東京一極集中が長年の課題とされておりましたが、地方移住ニーズの高まりと共に地方の魅力も再注目され始めました。そのような状況の中、本取り組みは地方における課題(人口流出/少子高齢化/財源確保難等)解決の糸口にもなる可能性があります。人々のニーズを叶え、かつ各地域の魅力は維持、もしくは増大させつつも新しい価値創造が可能になれば、社会全体の幸福度も劇的に向上するのではないでしょうか。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
廣田
https://www.codawari.co.jp/