船井総研【東証1部9757】、2年ぶりとなる過去最高の業績達成を発表
経営コンサルティング事業とロジスティクス事業が順調に増収。業績予想を1.7%上回る結果に。
株式会社船井総研ホールディングス(Funai Soken Holdings Inc.)は、2021年12月期の決算を発表した。
売上高28,813百万円(前期比15.1%増)となり、コロナ禍の影響により落ち込んだ2020年(売上高25,027百万円)から、2年ぶりに過去最高の業績を達成したことを明かした。
主事業である経営コンサルティング事業とロジスティクス事業が順調に増収し、利益面においても親会社株主に帰属する当期純利益が4,373百万円となり、上方修正した業績予想を1.7%上回る結果となった。
主事業である経営コンサルティング事業においては、オンラインセミナーや経営研究会経由の受注、さらには顧客からの紹介や直接営業による受注も獲得でき増収につなげている。業種区分別としては、主力部門の住宅・不動産業界、医療、介護・福祉業界向けコンサルティングが業績を引き続き牽引している。
一方で、ソリューションにおいては、製造業を中心としたあらゆる業界へのDX関連サービスが、売り上げ全体のうち30%を超える構成比となった。
同社は今後の事業戦略として、引き続き顧客に寄り添ったニューノーマル化支援を徹底していくとし、「中小企業向けDXコンサルティング」および「中堅企業向け総合経営コンサルティング」を加速させるため、世界のプラットフォーマーとの業務提携や、デジタル関連サービスの強化を目的とし連結子会社の統合を決定している。
2022年12月期の業績予想については、売上高25,300百万円、営業利益7,100百万円を予想しているという。
なお、「収益認識に関する会計基準」等を適用するため、代理人取引による影響額を加味した試算としている。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9757/tdnet/2077841/00.pdf
(船井総研ホールディングス 2021年12月期 決算概要書)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9757/tdnet/2077838/00.pdf
(2021年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結))
■執筆者コメント
DXに関しては、本サイトでも度々取り上げており、大手上場企業におけるDXコンサルの需要は、いまや留まることを知らない勢いですが、中小企業向けのコンサルティングでもDX需要の波を上手く捉えることが、大きな課題となっているようですね。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
谷藤
https://www.codawari.co.jp/