デロイト トーマツ、佐藤 琢磨選手と2022年シーズンのテクニカルパートナーシップ契約を締結
カーレース支援のほか、脳データ研究や観戦体験向上など多岐にわたる協業も検討
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(Deloitte Tohmatsu Consulting LLC/DTC)は、レーシングドライバー佐藤 琢磨選手(所属:デイル・コイン・レーシング・ウィズ・リック・ウェア・レーシング)と2022年シーズンのテクニカルパートナーシップ契約を締結したと発表した。
今回の契約で、DTCはデータアナリティクスの知見・アセットを活用したテクニカルサポートを提供するほか、スポーツビジネスにおけるデジタル活用及び脳データ研究、次世代アスリート育成、観戦体験向上やグリーントランスフォーメーションの分野での協業も検討すると伝えている。
具体的には、佐藤選手が参戦する米国インディカー・シリーズにおけるレースデータ、車両・エンジンデータ、ドライバーのフィジカルデータに係る各種走行データを、デジタルテクノロジーを活用して統合的に分析し、マシンセッティング、マシン開発などの側面でサポートするという。
また、データ分析の結果を高度化・深化し、コネクテッドサービスや自動運転技術などのモビリティサービスへの応用を目指すほか、一流アスリートに代表される熟練者の脳データの研究開発により、社会課題解決や次世代アスリートのタレントマネジメントの推進を目指すとしている。
さらに、他のスポーツで取り組む観戦体験向上プログラムやVRなどのデジタル活用のモータースポーツへの展開、スポーツを軸にした地域活性化などへの応用を検討する。加えて、モータースポーツにおける知見を活用し、バイオ燃料の効率化やEV化なども含めた可能性の検討など、モビリティ全般のカーボンニュートラルへの取り組みも進めると伝えている。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20220207.html
(デロイト トーマツ ニュースリリース)
■執筆者コメント
インディ・カーシリーズは1911年から開催される歴史あるレースですが、佐藤選手はF1で活躍後、2010年から同レースに参戦しています。過去にはアビームコンサルティングによるスポンサードもありましたが、今回は、デロイトとの提携によりデータを活用したレースを展開することになりました。一瞬の判断が勝敗を左右するカーレースで、デロイトのデータ分析がどのような結果をもたらすのか、車好きなメンバーが多く集う弊社一同、今から楽しみにしています!
なお、佐藤選手のスポンサーには、Honda・Panasonic・NTT・ANAなど錚々たる企業が名を連ねており、同選手の企業価値向上への貢献度が窺い知れます。今回のデロイトとの契約では、データ活用支援のみならず、地域活性化やカーボンニュートラルなどの社会貢献についても触れられており、企業ブランディングを訴求するものとなっています。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
阪谷
https://www.codawari.co.jp/