NRI、「スポーツ環境」都市ランキングを発表
総合的にスポーツ環境が優れているのは神奈川県横浜市
株式会社野村総合研究所(Nomura Research Institute, Ltd.)は、国内106都市を対象に、スポーツ環境についての分析・ランキングを作成し発表した。以下の3つの観点にそれぞれの評価指標を定め分析が行われた。
【する】
施設等の充実度や、ウォーキング・ランニング環境、アウトドア環境等のスポーツ意欲を高める都市環境に係る指標
【みる】
国内トップリーグの試合や、様々な国際・国内競技大会の直接観戦機会に係る指標
【ささえる】
スポーツボランティア等住民の積極性、スポンサー等企業の積極性、地域スポーツコミッションの設置等自治体の積極性に係る指標
【する】の観点においての1位は鳥取県鳥取市となった。人口に対して競技施設や面積が充実していることや、バリアフリー環境なども整っていることが評価されている。
【みる】の観点においての1位は神奈川県横浜市となった。Jリーグやプロ野球チームの本拠地であり、トップリーグ試合観戦の機会が多いことや、その他の競技においても市として積極的に大会を誘致している点が評価されている。
【ささえる】の観点においての1位は福井県福井市となった。様々な競技大会の運営を支えるスポーツボランティアの参加割合の高さや、指導者の多さ等、スポーツに対する市民の積極的な姿勢が評価されている。
なお、総合としての1位は神奈川県横浜市、2位は北海道札幌市、3位は長野県長野市となった。
スポーツ環境を活かしたまちづくりを行うことにより、スポーツを通じて地域活性化や住民の健康促進が実現できるスポーツ都市を目指す機運が高まっていくことが期待されるとしている。
https://www.nri.com/jp/news/newsrelease/lst/2022/cc/0428_1
(株式会社野村総合研究所ニュースリリース)
■執筆者コメント
最近接した親戚の子供達が、外で遊ぶことや運動することに抵抗を示すことが多く、心身の成長という観点で大丈夫なのだろうかと心配していたところです。スポーツまちづくりを推進していく上では、スポーツに興味を持つ人口を増やしていくことが必須であり、ひいては子供たちにスポーツの楽しさを伝えていくことが重要だと改めて感じました。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
福岡
https://www.codawari.co.jp/