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失敗しないコンサル活用法:セカンドオピニオンのススメ

失敗しないコンサル活用法:セカンドオピニオンのススメ

企業のコンサルファーム選び・使い方に関するポイントを解説

規模が大きく複雑化した課題、または施策において、コンサルファームの活用を検討していらっしゃる企業様は多いかと思います。今回は、コンサルファームを「選ぶとき」や「選んだあと」に、失敗や後悔をしない方法について解説いたします。プロジェクトフェーズや目的に応じたコンサルファームの使い分けの重要性、さらにセカンドオピニオンの有効性についても触れていきますので、コンサルファーム選びにお悩みの方はぜひご一読くださいませ。

コンサルファームの選び方、使い方のよくあるお悩みは?

企業にとって、コンサルファームを活用するほどの大規模なプロジェクトにおいては、そのプロジェクトを成功させるためのコンサルファーム選びも、重要な経営判断の一つになるかと思います。

近年は、コンサルファームの多様化が進んでおり、大手コンサルファームはシステム構築も含めた総合的なサービスを提供するようになりました。しかし、業務の複雑化や競争の激化が人材の質に影響を及ぼしているとも言われています。その一方で、少数精鋭で専門性の高いブティックファームが数多く台頭してきており、「大手ファームだから安心」「ブティックファームだから頼れない」という先入観は捨てて、自社のニーズに合ったをパートナー選ぶことがますます重要になってきています。

コンサルファームを選ぶ際のお困り事としてよく耳にするのは、

・どのコンサルファームが自社にとって に頼めば適切なのか判断がつかない、
・コンサルファームに依頼したがあまりうまく進まず結果が出ない

など様々です。

次に、具体的なお悩みの代表例をご紹介します。

■コンサルファームを選ぶ際
・各社の特徴がわかりづらく、まずどこに相談を持ち掛けたらよいか分からない
・複数社に声をかけて提案をもらうまでの時間がかかり過ぎる
・提案内容が本当に実現できるのか懐疑的である(理想論としては良いものの)
・とにかく費用が高すぎる(料金体系も不明瞭である)
・契約内容が複雑で理解しづらく、契約締結に時間がかかる

■コンサルファームを活用する際
・期待していたほど良質なアウトプットが出てこない
・コミュニケーションがスムーズにいかず、認識齟齬が多発する
・プロジェクトのゴールや目的などが不明確なまま進み結果、手戻りが多く発生する
・予定通りのスケジュールで進まず、延伸が重なりコストも肥大化している
・社内でコンサルと対等に会話できる人材がおらずコンサルに任せきりになっている
・コンサルが求めるスピード感での情報提供や組織体制構築等ができず、コンサル側が待ち状態になる(結果、非稼働期間が生まれコストが無駄にかかる)

プロジェクトの内容や依頼するフェーズによってお悩みも異なるかと思いますが、上記のようなお悩みをお伺いするケースが非常に多い印象です。

コンサルファームの選び方、使い方で失敗・後悔しないためには?

前章でも述べたように、企業がコンサルファームを選ぶ際、そして活用する際に直面する課題は多岐にわたります。ここでは、失敗や後悔をしないために、どのようなポイントを確認すべきかについてお伝えしていきたいと思います。ちなみに、失敗しないためのポイントを一つひとつ挙げると相当数ありますので、大きめのポイントに絞って記載いたします。

■コンサルファームを選び、活用時の失敗しないためのポイント
・そもそもコンサルファームを活用すべきか?
コンサルファームを選ぶ前に、自社の課題に対して、コンサルティングファーム活用が本当に適切なのかを判断する必要があります。選択肢としては、「社内で解決する」「人材を採用する」「業務を委託する」などがあり、それら比較検討の末、活用が得策であれば具体的な候補先の選定へと進めます。

・コンサルファームの専門領域は何か?
コンサルファームにも専門領域や得意領域があります。単純に自社の課題に対して適さないコンサルティングファームを選ぶと、本質から逸脱した提案内容になってしまうことがあるので、見極めが重要です。そもそもコンサルファーム各社の特徴を知りたい場合はデスクトップリサーチでもある程度インプットできますし、以下の記事でも主要コンサルティングファームの得意領域が分かるので、参考にしてみてください。
コンサルファームの業界地図2024年版

・過去実績は十分か?
提案内容に類似した実績があるかないかを確かめましょう。課題に対する解決策が、現実的かどうかを判断する上でも重要ですし、類似課題に対する実績があれば、スピードや品質も変わってくるでしょう。

・QCD以外にも柔軟性はどうか?
コンサルティングファームを評価する際、多くの企業がQCD(品質・コスト・納期)を基準にしていると思いますが、これは最も重要な要素といえます。その上で、柔軟性も確認しておくとよいでしょう。コンサルティングは開発プロジェクトのように明確な要件を決めていくのではなく、長期間ふわふわとした不確定な課題に対して取り組んでいくことが多いため、都度状況が変わることもあります。そうした変化に柔軟に対応できるかどうかを評価ポイントに加えることは、後々役に立つでしょう。

・アウトプットに合意しているか?
アウトプットの形、内容についてプロジェクトがスタートする段階でしっかりと合意形成しておくことが重要です。もちろん構想策定や企画フェーズでは定義づけが難しい場合もありますが、基本的にはできる限り細かいところまで合意しておくことで、期待していたアウトプットと全く異なる、期間内に終わらず追加費用や延伸が必要になるなどといったリスクもある程度回避できるかと思います。

・料金体系は妥当か?
正直、コンサルファームに依頼する場合は高単価の依頼となることを覚悟しておいた方がよいです。一般的にコンサル費用は、「作業単価」×「作業時間」で決まることが多く、その単価が1時間あたり1万円~その何倍もかかることもあります。プロジェクトの期間や作業時間を確認しつつ、コストが適切かどうかを見極める必要があります。

・双方の体制に問題は無いか?
コンサルファームのチーム体制について問題無いか(多すぎないか?少なすぎないか?適切な人材がアサインされていそうか?)を確認しましょう。また、コンサルティングを依頼する企業側もそのプロジェクトにしっかりと工数を割ける社員を配置したほうがよいです。あるあるなのは、担当者が兼業兼務となり集中できず、最終的にコンサル任せの状態になってしまうことです。結果的に無駄な工数や費用がかかってしまうことを避けるため、最初から専任者をアサインすることも検討しましょう。

その他のポイントや詳細については、以下の記事で深堀りして解説しているので、気になる方はご覧いただければと思います。
第1回 経営戦略・課題解決に重要なコンサルファームの失敗しない使い方 | クライアント事業会社向け
第2回 経営戦略・課題解決に重要なコンサルティングファームの失敗しない選び方・比較ポイント(種類や料金・費用)

セカンドオピニオンの有効性

企業の課題や方針に対してコンサルファームからの提案が適切か?活用中にプロジェクトが間違った方向へ向かっていないか?など、前述のような一般的な留意点としては理解しつつも、当事者として選定または活用する立場で、より具体的な内容になると、判断の軸がブレる、または検討すべき観点が漏れている(短期目線ではなく、中長期的な目線で)場合もあります。

そのような事態を避けるために重要なのが、「セカンドオピニオン」です。

セカンドオピニオンといえば、医療の場面では、患者が担当医の診断や治療法について別の医師からも意見を求めることを指します。

コンサルティングにおいても、第三者の視点で中立的な意見を得ることができる「セカンドオピニオン」が有効となります。お近くに頼れる人がいれば相談してみるのも良いですし、他のコンサルファームに問い合わせてみても良いでしょう。

コンサルファーム選定・活用に特化したセカンドオピニオンサービスについて

セカンドオピニオンを活用することを選択肢の一つとして挙げましたが、実は、コンサルファーム選定・活用方法に関するセカンドオピニオンに特化したサービスを提供しているところはあまり多くないです。

本メディアを運営しているコダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社では、コンサルファーム選定・活用方法に特化したセカンドオピニオンサービスの「Consulon(コンサロン)」を運営しています。詳しくは以下のサイトをご覧いただければと思いますが、主に以下のようなお悩みに対して、専門アドバイザーが無料でご相談を承るサービスです。


・コンサルファームってどんなところがあるの?
・コンサルへどうやって相談したら良い?
・どんな基準でコンサルファームを選んだらよい?
・コンサルに頼みたいけど高い、何か代替案ないの?
・コンサルの適切な使い方がわからない
・コンサル使ってるけど、大きな成果が出ない
・コンサルに頼りっぱなしになってる
・コンサル交えた組織体制に悩んでいる

まずは業界知識などの情報収集のため、選定する段階で判断を迷っている、活用中だが成果が出ず問題点も分からないなど、様々なご状況に対して柔軟にアドバイスできることが特徴です。

例えば、複数社に話を聞いて情報収集するよりも、まずは1社(Consulon)に話を聞いてみた上で選定を進めるなど、効率的な情報収集やコンサルファーム選びのためにご活用いただくケースもございます。

もしコンサルに関して相談してみたいことがある方は、ざっくばらんにお話しをお伺いできますので、下記の「無料相談する」からご連絡くださいませ。

最後に

コンサルファーム選定・活用で失敗・後悔しない方法についてお伝えしてきました。プロジェクトの目的に合わせた適切なコンサルファーム選びには様々な留意すべきポイントがあり、効率的な情報収集が重要です。また、中長期的な視点で活用方針が正しいかどうかを都度見直していくことも大切です。

「Consulon」は、コンサルティングの「セカンドオピニオン」を提供しており、コンサル業界に詳しいアドバイザーが貴社のお悩みに沿った情報をご提供します。また、コンサルファームが運営しているため、現在ご活用のコンサルティングについて中立的な視点でアドバイスを行います。コンサルティングについてお悩みがある企業様は、ぜひ「Consulon」に一度お気軽にご相談ください。

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執筆者

K.U.
K.U.
コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルティングカンパニー 営業・マーケティング

新卒からアプリやWEBの受託開発を行うSIerに入社し、営業活動に約4年間従事。主に金融系クライアントに対して提案活動を行いつつ、マネジメントも経験。その後、コダワリに入社し、営業活動の傍ら、営業企画やマーケティング企画業務も兼任している。
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