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コンサルの地方常駐案件って楽しい?苦しい?~参画中若手メンバーがメリット・デメリットを解説~

コンサルの地方常駐案件って楽しい?苦しい?~参画中若手メンバーがメリット・デメリットを解説~

地方常駐案件の魅力と、向いている若手コンサルの特徴は?

コンサルの地方常駐とは、地方に拠点を持つクライアント企業の近くで働き、現場と一体となってプロジェクトを推進する働き方を指します。地方常駐案件は、若手コンサルの間で、「移動や引っ越しが大変そう」「東京の友人と会いづらい」「慣れない土地での生活が不安」「東京の大企業の案件のほうが経験を積めそう」といったイメージがあり、敬遠されがちです。しかし実際は、現場に近いからこそ得られる学びややりがいがあり、成長のスピードや質も変わります。

本記事では、地方常駐案件に参画中のコンサル1年目の筆者が、実際の経験から得た気づきをもとに、メリット・デメリットを整理します。さらに、「こんな人なら地方常駐を楽しめそう」という人の特徴も紹介します。参画する可能性がある若手コンサルの方や、コンサルファームへの入社を検討している方の判断材料になれば幸いです。

地方常駐案件のメリットは?

地方常駐案件に参画するメリットは、大きく3つあります。筆者の実感としてメリットが大きい順に①「クライアントとの信頼構築が速い」②「東京に比べて生活がしやすい」③「成長機会が多い」の3点です。

① クライアントとの信頼構築が速い
クライアントの拠点で日々仕事することで、クライアントとの距離が近くなり話しやすい空気が作れます。また、気になる点があればすぐにその場で確認できるため、意思決定が自然と速くなります。その結果、会議設定やメールの往復を挟む回数が減り、違和感や温度感の変化にも気づきやすく、リスクの芽を早期に拾えます。

日々の雑談も生まれやすく、地元ならではのお店や裏道を教えてもらったり、東京との違いが話題になったりします。地方だと休日の選択肢が東京ほど多くないため、街でばったり会うこともあり、仕事以外の接点が信頼を加速させる場面も出てきます。

②東京に比べて生活がしやすい
地方では東京に比べて物価が低く、滞在中の生活コストを抑えやすい上、東京に比べて、友人と出かけることも少なく、お金を使う機会も多くないため貯蓄もしやすくなります。

加えて、東京の満員電車に揺られるような通勤が減り、朝から体力を削られにくいのも大きな利点です。その結果、仕事の立ち上がりがスムーズになり、終業まで集中力を保ちやすくなります。

さらに、地域の特産物や新鮮な食材を気軽に楽しめるのも魅力で、平日でも“働きながら旅行気分”を味わえるのは地方ならではです。

③ 成長機会が多い
地方の案件は、関係者や対象範囲が拠点・地域単位に収まりやすく、現地における人数や予算も限られがちです。そのため都心にあるグローバル企業のように大人数で分業する“大規模体制”になりづらく、結果としてチームがコンパクトになりやすく、一人ひとりの役割が広くなりがちです。

その分、若手でも打合せ同席や資料作成だけで終わらず、論点整理や提案づくりまで任される機会が増えます。大規模案件で作業が細分化されるケースに比べて、圧倒的に経験を積みやすいのではないでしょうか。また、意思疎通の相手が近いのでフィードバックが早く、改善のサイクルを短い間隔で回しやすくなります。

加えて、友人と遊ぶなど「誘惑」のある予定が東京に比べて入りにくく、平日夜や週末の時間を自己研鑽に投下しやすい環境になります。

地方常駐案件のデメリットは?

一方で、地方常駐案件のデメリットは筆者の実感として大きい順に、①「自分のファームの状況に疎くなる」 ②「クライアント先にいる緊張感が抜けない」 ③「つい飲みすぎ・食べすぎちゃう」の3つがあります。

① 自社(所属しているファーム)の状況に疎くなる
地方にいる期間は、自社内の動きが見えにくく、情報が遅れがちです。たまに出社すると「久しぶり!」とレアキャラ扱いされ、会話の前提が合わず戸惑うこともあります。

また、当然都内で開催する社内イベントや飲み会にもほとんど参加できないため、案件以外のメンバーと会う機会が圧倒的に減ってしまいます。意識して接点を作らないと、社内ネットワークが細くなりやすい点は要注意です。

② 客先にいる緊張感が抜けない
クライアント先で働く以上、常に見られている・評価されている感覚がつきまとい、良い意味でも悪い意味でも気が抜けにくくなります。さらに、慣れない地域での生活や移動も重なると、終業後もスイッチが切れづらく、滞在先でもどこか緊張が残る感覚になりがちです。

特に序盤は、挨拶や雑談の距離感、ちょっとした所作まで気を遣い、無意識に消耗する場面も増えていきます。その結果、気づかないうちに疲れが蓄積してしまうのが大きな落とし穴です。

③ つい飲みすぎ・食べすぎちゃう
先ほどはメリットとして挙げましたが、地方は食事もお酒もおいしく、想像以上に食べ過ぎてしまいがちです。さらに、同じ案件に参画している上長に今まで食べたこともないような本当においしい店へ連れていってもらう機会も多く、気づけば箸が止まらなくなります。

その結果、私が参画しているプロジェクトでは、若手メンバー全員が「過去最高体重」を更新してしまいました。地方常駐案件に参画した際は、食の誘惑に負けないよう意識して自制を利かせることが大切です。

地方常駐案件に向いている若手コンサルはどんな人?

ここまで整理したメリット・デメリットを踏まえたうえで、地方常駐案件に向いている若手コンサルの特徴を、整理していきます。

地方常駐案件に向いている人は「とにかく成長したい人」、「オンオフの切り替えがうまい人」の2タイプだと思います。

■ とにかく成長したい人
地方でのプロジェクトは任される範囲が広く、若手でも前に出る機会が多いです。また、休日も自分のために時間を使いやすく、自己研鑽に充てられる環境が整っています。

そのため地方常駐案件は、「若手のうちは友人と遊ぶ時間よりも、コンサルタントとしての成長を優先したい」人にとって最適な環境です。

■ オンオフの切り替えがうまい人
客先での緊張感が続きやすい分、意識して休む「仕組み」を作れる人ほど安定します。やるときはやる、休むときは休むという切り替えを自分で設計できると、消耗せずに走り切れます。

週末の過ごし方や生活リズムを整え、リフレッシュの時間を確保する工夫ができる切り替え力がある人ほど、長期でもパフォーマンスが落ちにくいです。

地方常駐案件は大変さもあるが得るものは大きい!

ここまで、地方常駐案件のメリット・デメリットを整理してきました。

地方常駐案件では、信頼構築の速さ・生活のしやすさ・若手の成長機会が得られる点です。一方で、社内との距離ができることや緊張感の継続、飲み食いの誘惑には注意が必要です。

成長意欲が高く、オンオフを切り替えられる人にとっては最適な環境となるでしょう。参画できるかは巡り合わせの部分もありますが、もし機会があればぜひ前向きにチャレンジしてみてください。

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執筆者

D.I.コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
2025年入社の新人アナリスト。
学生時代には、当メディア運営企業コダワリ・ビジネス・コンサルティングでインターンを経験する一方で、学生団体でも積極的に活動。これらの経験を通じて鍛えた“主体性”を活かして、一人前のコンサルタントになれるよう日々挑戦と失敗を繰り返している。
現在は外国の方とシェアハウスで暮らしながら、日々の会話を通じていろんな価値観に触れ、視野を広げている。
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D.I.コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
2025年入社の新人アナリスト。
学生時代には、当メディア運営企業コダワリ・ビジネス・コンサルティングでインターンを経験する一方で、学生団体でも積極的に活動。これらの経験を通じて鍛えた“主体性”を活かして、一人前のコンサルタントになれるよう日々挑戦と失敗を繰り返している。
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