デロイト トーマツ戦略研究所設立

グループ全体の研究・調査、分析、発信機能を結集、日本の成長とルール形成を推進
デロイト トーマツ グループは、日本の成長と価値を最大化するため、一般社団法人「デロイト トーマツ戦略研究所」(Deloitte Tohmatsu Strategy Institute、略称「DTSI」)を2025年5月に設立すると発表した。共同理事長には、科学・産業技術政策の専門家である角南 篤氏と、デロイト トーマツグループCGOの前田 善宏氏が就任する。
DTSIは、デロイト トーマツファイナンシャルアドバイリーに設置されている「DTFAインスティテュート」を中心として、グループ内の研究所、専門組織が協働するべく発足する。
同研究所の設立により、デロイトのグローバルネットワークと老舗ファームとしての総合力を活用し、日本の競争力と価値を高める社会実装に取り組むと同時に、日本発の知見と情報を世界に発信し、国際ルールの形成に積極的に関与していくと述べている。
直近の重点的な対象としては以下の領域を挙げている。
・人間と同等以上の知能を持つ汎用的な人工知能(AGI)
・サイバーセキュリティ
・宇宙開発
・暗号資産(クリプトカレンシー等)
・量子コンピュータ
・暗号技術
・脳神経科学・技術
・データを利活用した健康医療・最先端医療
・地方創成(Local)とグローバル(Global)をまたがる「Glocal」な観点でのスタートアップ支援・政策
・核融合をはじめとする次世代エネルギー
・GX(グリーントランスフォーメーション)、SX(サステナビリティトランスフォーメーション)
これらの領域でのイノベーションの成果を政策分析・提言と組み合わせ、未来の枠組みを共創・発信していくことを目指す。さらに、少子高齢化に対峙できる「世界の中で輝く地方の創生」、「地政学リスクへの強靭性を備えた新産業の創出」、「公共サービスの効率化と持続性向上」なども重要な目標に位置付けている。
(デロイト トーマツ ニュースリリース)