シグマクシス・ホールディングス【東証プライム6088】 2025年3月期決算は増収増益

連結売上高は前期比17.3%増。コンサルティング事業では前期比18.0%増
株式会社シグマクシス・ホールディングス(SIGMAXYZ Holdings Inc.)が2025年3月期決算を発表した。当期の売上高は前期比17.3%増の262.9億円、経常利益は前期比35.5%増の58.7億円となった。
コンサルティング事業における売上高は、262億円となり前期比18.0%増となった。産業別では運輸、金融、情報通信、商社、小売、商社といった顧客層が中心で、上位10社でSaaS導入支援等の大型案件が増加したとしている。これにともない、社内人財の稼働率も計画値を上回って推移したという。
また、コンサルタント人財の採用においては、当期において経験者73名、新卒59名を採用し、2025年3月末時点のコンサルタント数は625名となった。経験者採用については品質重視の積極採用を継続するという。新卒採用については、2025年4月で新卒81名が入社しており、2026年4月は90名程度の採用を目標としている。
一方、投資事業に関しては、当期の新規投資は4月のシュッピン社のみとなり、投資先1社の全株式売却による売却益の計上、投資先2社の減損処理を実施した。これにより、2025年3月末時点の累計投資残高は、評価差額を含め約37億円となった。なお、投資事業は2025年5月に停止し、同7月に持株会社が株式会社シグマクシス・インベストメントを吸収合併する予定だと発表している。
2026年3月期の業績予想については、売上高は前期比14%増の300億円、経常利益は前期比20%増の70.6億円を見込んでいる。
(シグマクシス・ホールディングス 2025年3月期 決算短信/決算補足資料 2025年3月期 /完全子会社の吸収合併に関するお知らせ)