フューチャーアーキテクト、全日本食品の基幹システムクラウド化でコスト削減し、戦略投資支援
全日本食品の基幹システムを中心とした全システムのクラウド化により、40%以上の運用コスト削減
フューチャーアーキテクト株式会社(Future Architect, Inc.)は、全日本食品株式会社の基幹システムを中心とした全システムのクラウド化に取り組み、2021年7月に本稼働したと発表した。
同社は、商品供給、物流、リテールサポートなどの業務プロセスを支えるITシステム「HEARTONE」を構築するなど、長年にわたり全日本食品のIT戦略をサポートしているという。
ビジネス環境の変化に柔軟に対応できるインフラを整えるため、2020年1月にプロジェクトを開始し、今回、システムの段階的な切替えによる安全な移行を実現したと伝えている。
同プロジェクトにより、変化に柔軟かつ短期間で対応できるシステム基盤を構築するとともに、システム構成を見直すことでサーバ台数の削減にも成功したという。その結果、インフラ運用コストは年間で40%以上の削減が見込まれ、より戦略投資を行いやすい経営環境の構築に貢献したと述べている。
また、今回のクラウド化により電力消費と二酸化炭素排出に対する削減にも貢献していると述べ、今後も全日本食品の成長をITとビジネスの両面から支援するとともに、ESG・SDGsに貢献しながら新たな価値を創造するとしている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000515.000004374.html
(フューチャー株式会社 ニュースリリース)
■執筆者コメント
昨今、企業はESGやSDGsへの取り組みが求められています。企業の評価軸として、環境や社会問題への対応を重要視する投資家や消費者が増えているため、早急に取り組むべき経営課題となっているのです。しかし、即座に効果が目に見えるものではないため、難度の高い課題となっているようです。
業務プロセスや運用コストの改善が期待されるシステムのクラウド化は、電力消費や二酸化炭素排出削減効果も併せ持っています。環境や社会問題に対する意識の持ち方次第で、幅広い角度からESGやSDGsへの取り組みが可能になるのではないでしょうか。
執筆:コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
阪谷
https://www.codawari.co.jp/