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ホテルのDX事例|DX推進のために全社で取り組むべき課題を明確化|プロジェクト事例【DX推進・全社改革(戦略策定フェーズ)】

ホテルのDX事例|DX推進のために全社で取り組むべき課題を明確化|プロジェクト事例【DX推進・全社改革(戦略策定フェーズ)】

見えない経営課題を見出す、全体俯瞰の戦略策定

DXを筆頭にサステナビリティ領域や人的資本経営など、様々な経営課題に対する取り組みが求められる中、成長企業のコンサルティング活用は年々増加しています。本記事では、お客様の真の価値創出にこだわり続ける、コダワリ・ビジネス・コンサルティングがご支援させていただいたクライアント企業様のプロジェクト事例をご紹介します。

◆クライアント情報◆
クライアント   :大手ホテルチェーン(全国展開)
クライアント社員数:数千人規模
主事業内容    :旅行・宿泊
支援コンサル会社 :コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
カテゴリー    :#DX, #戦略,#全社改革

背景・課題

建物の老朽化・ITインフラの老朽化といった課題が散在している状況下で、来るべきアフターコロナに備え、クライアントは自社内で”DX”プロジェクトを推進していました。しかし、「どの範囲で」「何を」「どのようなスケジュール」で進めるべきかの方針や計画及び、具体的な施策までの落とし込みには至っておりませんでした。

プロジェクトの目的

今回、DXを中心としたコンサルティングをご依頼いただき、プロジェクトを開始するにあたり、3つのフェーズに分けて推進することになりました。

初期フェーズでは、同社が描く理想像の具体化及び、その実現に向けた今後やるべき施策の洗い出し、ロードマップの策定など、主に戦略策定の支援をしました。

プロジェクトの目的
プロジェクトの現状及び、クライアントの抱える課題を的確に把握し、クライアントが描く理想像の具体化及び、それを実現するための、”DX”ロードマップを策定すること

プロジェクトの全体感と本支援フェーズ

■全体感
プロジェクトの全体像と本支援フェーズは下記の通りです。
今回は戦略策定フェーズが支援対象となり、今後の具体的な施策実行に向けた最上段での戦略を描いております。

■戦略策定フェーズ
下記①~⑧の流れで、各種調査・分析、全社及び、DXとしての目指すべき姿の策定、各種施策検討やロードマップへの落とし込みなどのご支援をしてまいりました。

苦労した点と解決方法

最も苦労した点は、本社とホテル現場の双方を加味した成果物の作成です。

本プロジェクトの成功には、ホテル現場の改革が必須であり、そのためにも本社側と現場側の協力体制の構築が重要となります。そのため、成果物(例:目指すべき姿の全社/DX)はホテル現場が理解しやすいような表現や言葉を選ぶ必要性がありました。

いくら綺麗な表現や小難しい言葉を並べたとしても、改革のメインとなるホテル現場の方々が理解し、行動に移せなければその成果物の価値はゼロに等しくなるからです。(本社側の意向だけではなく、双方の視点を取り入れることが重要)

弊社の既存のナレッジ・他ホテルのベストプラクティスはあったものの、クライアント固有の事情は当然あるわけでして、実際にホテル現場の視察等々も行い、現場の方々の理解・現場目線といった点にかなりフォーカスしました。

次の施策企画・設計フェーズ以降では実際にホテル現場で施策を動かしていくため、ホテル現場との協力体制を構築するための戦略的なコミュニケーションプランの検討をしていきます。

成果のBefore / After

本戦略策定フェーズの発足前と発足後の変化としては、全社としての進むべき方向性が定められ、今後何をすべきかの全体像が見えたことで、進化に向けたスタート地点が明確になりました。

また、内容の開示はできませんが、既存の経営課題のみならず業務やITの課題が明確化されていなかった部分もあり、最終的に「会社全体としての目指すべき姿」を定義付け、DX以外の経営・組織・業務・IT等全社で取り組むべきプロジェクトが可視化されたこと(本支援フェーズ④)は、大きな価値があるとご評価いただきました。(当初、DXに限った範囲をスコープとしていたが、クライアントにとっての必要性を勘案し、全社の範囲をスコープに変更)

同時に、DXあるあるですが、トランスフォーメーション以前にやるべき事項は積算しており、現実的にできることからと、クライアントの現状に寄り添った施策に落とし込んでおります。

お客様の声

これまで漠然としたイメージでしかなかったものが整理され、本社だけでなくホテル現場含めて、どういう姿を目指すべきかの指標が明確になった」や「これだけ多くの施策・プロジェクトをやらなければならないということを再認識できた」という感謝の声をいただきました。

支援コンサル会社のコメント

今回ご支援したクライアントでは、「現場のDX化が進んでいない」や「非コア業務の割合が多い」という課題がありましたが、これらは業界全体に挙げられる共通課題であり、今後この課題も益々加速していくかと思います。

世の中のトレンドとしてIT・DX化が進む中、ホテル業界、ないしはサービス業界の現場部門では、こういったトレンドに対して、頭で分かっていても実行(変化させる)が難しいというのも肌身で感じました。

支援コンサル会社の紹介
会社名     コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
本社      東京都中央区銀座7-16-15 清月堂本店ビル
提供サービス  戦略、組織・人事、業務(ビジネス・IT)コンサル
設立      2009年3月
資本金     5,000万円

DX推進にお悩みの企業様、その他経営課題をお持ちの企業様はこちらからお気軽にご相談ください。

[v188]

執筆者

R.O.
R.O.コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 マネージャ
コダワリブランニュー第1号。入社後、IT・セキュリティにおける大規模PJの全体PMOや業務改革、DX戦略の案件に従事し、現場との関係構築からステークホルダーの巻き込み、クライアントからの突発的な要望への柔軟な対応に強みを持つ。
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