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世界の主要なコンサルファーム、グローバル売上ランキング(Big4+アクセンチュアなど)【2025年度版】

世界の主要なコンサルファーム、グローバル売上ランキング(Big4+アクセンチュアなど)【2025年度版】

Big4(デロイト・KPMG・PwC・EY)やアクセンチュアなど世界の主要コンサルティングファームの売上ランキング。各社の決算レポートから2024年度のコンサル業界動向も考察しています。

「コンサルのあんなこと、こんなこと」では、毎年国内・グローバルにおける主要コンサルファームの売上や社員数をまとめています。昨年度は、成長鈍化しつつも各社とも売り上げを伸ばしていましたが、2025年度はどのような推移になったのでしょうか。本記事では、2025年度の世界の主要な総合系ファームの売上高をランキング形式で紹介していきます。

なお、各社毎に会計期間が異なるため、一律に比較できない点は予めご承知ください。

世界の主要総合系コンサルファーム売上高を決算情報から読み取る

各ファームのコーポレートサイトでの公開情報を基に、1年分のデータがある最新の会計年度で売上高データをまとめています。総合系ファームはコンサル事業以外の事業領域にも展開しており、本記事では、各ファーム全体の売上とコンサル事業単体の売上に分けてまとめております。なお、各社のコンサル事業以外の事業内容は主として以下の通りです。

◆ Big4(Deloitte、KPMG、PwC、EY) → 監査、法務、税務、FAS (Financial Advisory Service)等
◆ Accenture → システム開発、BPO
◆ IBM、Capgemini、Tata → ITサービス、システム開発等

v198_グローバルファーム売上高ランキング画像1

※1 現地通貨ベース成長率/ドルベース成長率。1つのみ記載されているものはドルベース成長率
※2 元データがユーロ記載であるため、ドルに換算して記載(2026年2月18日時点の為替レート1ユーロ=1.18 USドルで算出)
※3 ユーロ記載である元データの成長率

v198_グローバルファーム売上高ランキング画像2

※4 PwCとKPMGのコンサルセグメントの売上・売上シェア・前年度比については、アドバイザリーセグメントのデータを記載
※5 データ公表なしについては”-“と表記

全社の売上変動を見ると、FY2024で売上高1位を誇っていたデロイトが、FY2025においてもトップを維持しています。コンサルティングセグメントの売上高については、デロイトがアクセンチュアを抜き1位となりました。

昨年、アクセンチュアに30億USドル差をつけられていたデロイトが、逆転し80億USドルもの差をつけた形となっていますが、これはデロイトが2024年に事業再編をしたことによります。具体的には、アドバイザリー系3部門(コンサル、ファイナンシャルアドバイザリー、リスクアドバイザリー)を「戦略・リスク系」と「テクノロジー系」の2つに再編し、コンサルティングサービスをストラテジー・リスク&トランザクションとテクノロジー&トランスフォーメーションから構成されるようになったため、コンサルティングサービスのカバー範囲が広くなり、売上額も大きくなっているのです。

各ファーム成長鈍化の考察

全体として、これまでのDXによる二桁成長の時代は確実に終焉し、各社とも生成AIと組織のスリム化(事業再編、人員削減)による構造改革フェーズに入ったことが読み取れます。全社売上高を見ると、多くのファームが前年度比で一桁台前半〜中盤(3%〜7%程度)の成長に留まっています。かつての15%〜20%といった急成長期に比べると、世界的な景気後退や金利上昇に伴うクライアントの支出抑制が強く影響しています。かつ、多くのファームでコンサル部門の成長率が全社成長率を下回る、あるいは同等に留まっています。

各社とも生成AIに関連する受注は数千億円規模で急増していますので、生成AIは間違いなく成長のエンジンと言えます。しかし、従来の人月ビジネスはAIによって効率化されるため、人件費を削りながらAIで付加価値を出すという、コンサルとしては自己矛盾を抱えている状況です。このようにビジネスモデルの転換が迫られる中、デロイトは5部門を4部門(日本では3体制)へ再編し、コンサル・アドバイザリー・リスクといった境界を横断できる体制に移行しました。この取り組みは、クライアントが「戦略だけ」「ITだけ」の提案を求めなくなり、それらを統合した成果を求めていることへの対応と考えることができそうです。こういった動きは他ファームも続いていくのではないでしょうか。

[対象会計期間及び典拠一覧]
会計期間:2024/09-2025/08
 典拠:Accenture Reports Fourth-Quarter and Full-Year Fiscal 2025 Results

会計期間:2025/01-2025/12
 典拠:IBM RELEASES FOURTH-QUARTER RESULTS

会計期間:2024/06-2025/05
 典拠:Deloitte reports FY2025 revenue | Deloitte Global

会計期間:2024/07-2025/06
 典拠:PwC global revenues rise to US$56.9 billion| PwC

会計期間:2024/07-2025/06
 典拠:EY announces global revenue of US$53.2b for fiscal year 2025| EY – Global 

会計期間:2024/10-2025/09
 典拠:KPMG delivers 5.1% rise in global revenue

会計期間:2024/04-2025/03
 典拠:TCS Financial Result

会計期間:2024/01-2025/12
 典拠:Full-year 2025 results – Capgemini

執筆者

山中 悠太郎
山中 悠太郎コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。
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山中 悠太郎
山中 悠太郎コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。

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