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株式会社シグマクシス第11期(2018年度) 定時株主総会に行ってみた
2019年6月26日実施の株式会社シグマクシスの定時株主総会にお邪魔してきました。
場所は品川プリンスホテルとなります。
今回より株主総会のお土産が廃止されたこともあり、参加された方は概算50名程度でしょうか。お土産が無くなると、質疑のクオリティからみても、投資対象として真面目な株主の方々ばかり集まると常日頃感じる次第です。
目次
1、 監査報告
儀式的なものですが、特段問題無い報告行われました。
2、 ミッションの再確認
ミッションである「クライアント、パートナーと共に Society5.0の実現とSDGsの達成に貢献する。」旨の再確認がありました。
3、2018年度ハイライトプラスα | 各領域で好調との報告
各テーマに関してビデオ形式で分かりやすく説明がありました。
- PMO:プロジェクトマネジメントよりもプログラムマネジメントといった形での説明でした
- ERPのクラウド化コンサルティング
- AIを利用した新サービス開発(GHELIA(ギリア株式会社)の連携)
- 組織・人材活性化サービスの提供
- リアルビジネスへの投資(合弁会社fitom、ベンチャー企業への投資(GHELIA,MONSTARLAB(株式会社モンスター・ラボ)))
- フードテック活用による市場活性活動
- 人財採用(新卒、中途)・ 能力増強(社内・社外研修コースの増強、勉強会、海外カンファレンス(CES等))
4、2019年度以降対処していくべき課題
- 収益モデルの多様化
- コンサルティングサービスの拡大
- アグリゲーション能力の向上
- ビジョンの実現
5、財務面の報告
自己資本比率65%と健全な経営状況で、売上及び利益ともに順調に推移している旨の説明がありました(売上133億17%増、営業利益12億24%増等)
6、質疑応答
数名の方から質疑応答がありました。印象的なものとして幾つかピックアップしたいと思います。
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- 本社の人員を増やしていくのか或いは子会社を増やしていくかといった点で、答えは双方あり、特に子会社はジョイントベンチャー等含め積極的なお考えの様でした。
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- 取締役に対する業績連動型株式報酬制度の報酬に関して、今回はこの枠の増加に対する議案が有ったため、株主からピンポイントな質問として、報酬基準や割合(バランス)に関する質問がありました。経常利益を行かなければそもそも0であり、達成を条件とし、顧客満足度や売上に応じて各取締役の報酬を決定していく旨がありました。聞いている限り基準も厳しく、またこれらの開示も考えているようでした。
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- 競合他社が居る中での差別化の質問があり、コミットメントレベルが高く並走型で結果も見ていくとの回答がありました。また社員もそういう社員を集めており、人物の点での重視も垣間見られました。
総じて、好調な状況下での株主総会でしたので、和やかなムードで進みました。これは、富村社長のお人柄によるところとも感じた次第です。最後に、株主懇談会:株主総会後に株主懇談会があったのですが、当方がその後打合せだったもので、お邪魔することはできませんでした。
本記事には執筆者の解釈もございます。正確な情報は、IR及びSR情報を参照ください。
参考情報
東京都港区虎ノ門4-1-28
株式会社シグマクシス(証券コード:6088 (東証一部))
代表取締役会長 倉重英樹
代表取締役社長 富村隆一
[v073]
執筆者
- アクセンチュアにてファーストキャリアをはじめ、以来20年超コンサル畑で事業戦略からITコンサルまで幅広くこなす。大企業の経営課題に対して包括的に俯瞰し、全体的なロードマップと解決に向けた推進に強みを持つ。
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- アクセンチュアにてファーストキャリアをはじめ、以来20年超コンサル畑で事業戦略からITコンサルまで幅広くこなす。大企業の経営課題に対して包括的に俯瞰し、全体的なロードマップと解決に向けた推進に強みを持つ。