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マッチングアプリでコンサルと出会ってしまった件~バリキャリコンサル女子の婚活奮闘記~|コンサルのホンネ
コンサル同士の男女交際は果たして成り立つのか?
現役コンサルが徒然なるままに綴るコラム「コンサルのホンネ」では、ハードワークの合間に思いついたことを思いつくままに語ります。第八回のテーマは「マッチングアプリでコンサルと出会ってしまった件」。ホッと一息つくも良し、同じテーマで考察してみるも良し、お気軽にお読みください。
こんにちは、私は32歳の女性コンサルタント。仕事柄、忙しい日々を過ごしていますが、そろそろ結婚を視野に入れたお付き合いをしたいと考え、婚活を始めることにしました。
まずは結婚に至るまでの目標を設定しました。ゴールは来年の冬。相手の年収は私と同程度以上。とりあえず見た目はこだわらないことにします。
デリバリで一緒になるチームのコンサルは絶対に嫌なので、マッチングアプリを使おうと思い調べてみると、こんなコンサル記事があり、これをインプットにしつつ、私のターゲットとなる人材像が居そうなアプリを推察。見誤ったケースも想定し、リスク勘案で自身の要件のFit&Gapの評点の高い2アプリを使うことにしました。
相手のプロフィールやメッセージから、真剣に結婚を考えているかどうかを見極めることが重要です。また、相手の職業や趣味から、将来のライフスタイルやフィーリングが合うかどうかを予測しました。そうして慎重に選んだ相手とメッセージをやり取りした後、実際に会うことにしました。
デート当日、待ち合わせ場所のレストランに現れたのは見た目も服装も予想以上にタイプの男性。早くも目標達成?!と期待が膨らみます。しかし、奇しくも相手もファーム所属の「コンサルタント」だったのです。サービス業として登録されており、騙されました(汗)。
着席すると和やかな雰囲気で会話が進みました。しかし、酒が進むにつれて彼の「忙しさ自慢」が始まりました。「最近はプロジェクトが立て込んでいて、毎日16時間働いているんだ」と誇らしげに語り始めたのです。私はそれに対抗しなくていいはずなのに対抗してしまい、「私は平日大体12時間ぐらいだけど、金曜日に出る作業指示が重く、グローバルでのリサーチや各国支社へのインタビューも必要なため、週末はそれら作業に追われてる」と返してしまいました。
次にワインを選ぶことに。彼はワインリストを見ながら「産地と年代、品種がバラバラでMECEじゃないね」と言い出したのです。私はすかさず「(お前、何も分かってなくねと思いつつ)まあ、ワインの世界ではそれよりもテロワールやヴィンテージの方が重要なんだけどね」と言い返していました。
「これはまずい…」と思いながらなんとか食事を終え、気を取り直して2軒目に移動。彼の「この店は会員制Barで、限られた人しか来れない」の一言に、よせばいいのに私も「銀座の会員制Barはよく行くけど、六本木の会員制Barは初めて」と返したところ、お互いに自分の知識や経験をひけらかし合うようになりました。
最終的に、彼が「君ももっと頑張れば僕みたいになれるよ」と言った瞬間、私は「(あなたももう少し謙虚になったらどう?と思いつつ)ご馳走様でした」と大人の余裕で返してあげました。こうして、コンサルとコンサルのマッチングは不成立でコンサルvsコンサルという結果でクローズしました。
今回の経験で学んだのは、相手に対して素直でいることの大切さと、自分を見失わないことです。婚活においては、競争ではなく、お互いを理解し合うことが重要だと痛感しました。これからも、自分らしく戦略を練りながら婚活を頑張っていこうと思います。
[v275]
執筆者
- 新卒で外資系コンサルファームに入社後、フリーコンサルとして独立3年目。目の前のプロジェクトを必死でこなす日々を過ごしてきましたが、最近は仕事が軌道に乗り少し落ち着いてきたので、婚活というものを始めてみました。趣味は神社仏閣めぐりと御朱印集め。
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- 新卒で外資系コンサルファームに入社後、フリーコンサルとして独立3年目。目の前のプロジェクトを必死でこなす日々を過ごしてきましたが、最近は仕事が軌道に乗り少し落ち着いてきたので、婚活というものを始めてみました。趣味は神社仏閣めぐりと御朱印集め。