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仮説思考とは?仕事で成果を出す人の考え方をわかりやすく解説|ビジネスの基本スキル

仮説思考とは?仕事で成果を出す人の考え方をわかりやすく解説|ビジネスの基本スキル

「電柱は何本?売上を2倍に?」ビジネスで使える仮説思考とは?

「日本全国に電柱は何本ある?」「スタバの売上を2倍にするには?」
コンサルティングファームの入社試験では、こうした正解のない問いを投げかけてコンサル適性を測ることが一般的です。もちろん事前に正解を知っているわけはなく、面接中に調べることもできません。その時点で自分が持っている情報を頼りに、最も妥当と思われる結論を論理的に導き出すことになります。このような考え方を「仮説思考」といいますが、今回はその重要性やポイントを解説していきます。

仮説思考とは?なぜ重要?

仮説思考は、今ある情報をもとに最も妥当な結論(仮説)を考え、その妥当性を検証していくことで、効率的に仕事を進める方法です。対極の考え方としては、必要となる全ての情報を集めてから最後に結論を出そうとする網羅思考があります。

仮説思考は難しいものではなく、日常でも自然と使われている考え方です。例えば、医者の診察をイメージしてください。

仮説思考の医者:「高熱だし最近流行っているから、インフルの可能性が高いな(仮説)。まずは検査キットを試してみよう(検証)」
網羅思考の医者:「原因を特定するために、まずは全身のレントゲン、血液検査、CT、MRIを全部やりましょう。」

仮に網羅思考の医者に診察された場合は、時間もお金もかかりますし、おそらく症状も悪化します。これはビジネスシーンに当てはめても同様です。網羅思考は、
情報収集だけに時間・コスト・リソースが消費され効率が悪い
・大量の情報を収集しても、かえって混乱して結論を出せない
・そもそも必要な情報を全て集めることは現実的に不可能であり無意味

というデメリットが大きいため、仮説思考で仕事を進める方がコスパが良くて望ましいとされています。

仮説思考を活用するビジネスシーン

とはいうものの、あまりピンと来ない方もいるかと思いますので、ビジネスで仮説思考を使うシーンを例示します。

問いへの結論を導き出す:「売上が下がった原因は?」と聞かれたら、闇雲に調査を始める前に「おそらく競合の新製品にシェアを奪われたからだ」と先に仮説を出す。その後にリサーチ等で仮説の妥当性を検証する。

タスクの進め方を設計する:タスクを進めるときは、とりあえず無暗に作業に着手する前に、まず完了までの最短プロセスを仮説でつくる。その後はプロセス通りにタスクを進めながら、当初想定と違うことがあればプロセスを調整する。

資料をつくる:「これで話せば上司は納得するはず」という資料のストーリー骨子を先に作る。骨子に沿って必要な根拠や情報を収集して行く中で、新しいことが分かればストーリーを変更する。

このように一般的なビジネスシーンでも仮説思考を十分に活用できることが分かると思います。以降で仮説思考のポイントを解説していきます。

Point ① 仮説を出すことを恐れない

仮説思考になかなかシフトできない方の多くは、「最初から正解を出さないと減点評価をされる」といった学生時代の感覚から抜け出せていません。そもそもビジネスの世界で絶対的な正解が存在することは稀です。新商品のヒットも、新規事業の成功も、やってみるまで誰も正解は分かりません。

だからこそ「今の時点で1番可能性が高いのはこれだ」と仮説を立て、いち早く検証していくことに価値があります。検証した結果、もし「違った」と分かれば、それは「失敗」ではなく「仮説とは異なるデータ」を得たことになります。自信を持って現時点での「仮の答え」を出しましょう。

Point ② 初期仮説に固執しない

最初に立てた仮説を「絶対の正解」だと思い込んで、意固地にしがみついてはいけません。仮説はあくまでスタート地点です。リサーチやヒアリングなどの検証を進める中で、新しい事実が見つかったら、柔軟にアップデートしてください。

仮説検証の目的は、初期仮説の妥当性を論証することではありません。仮説の精度をあげて、より妥当な結論を導くことです。検証しても仮説がアップデートされないということは、検証しなくても一定わかっていることに余計な時間を費やしているという可能性もあるので要注意です。

Point ③ 妄想はNG、必ず根拠を

初期の仮説が後からアップデートされるからと言って、それが単なる「妄想」や「あてずっぽう」であってはいけません。自分一人で完結するならまだしも、チームで仕事をする以上、関係者が納得する説明が必要です。「なぜその仮説なのか?」という根拠をセットにして説明できるようにしましょう。

(妄想と仮説の違い)
妄想:「なんとなく、次はキャンプブームが来る気がします!」
仮説:「キャンプ場の予約数が前年比150%で、関連商品の売上も急増しています。だから市場はさらに拡大するはずです。」

最後に

仮説思考で大切なのは、最初から完璧な答えを出そうと気負いすぎないことです。「まずは仮の答えを置く。そして検証しながら磨き上げる」。この繰り返しに慣れることが、効率的に仕事を進めることにつながります。

「自社の人材に仮説思考を定着させたい」「実務に直結する形で思考力を底上げしたい」とお考えの人事・教育担当者の方は、コンサル研修サービスがお勧めです。実際のビジネス現場を想定したワークショップを通じて、「仮説思考」を使いこなせるお手伝いをしていますのでお気軽にお問い合わせください。

[v351]

執筆者

H.M.
H.M.コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルタント
ITやBPR領域でのコンサルティングを得意とする。新規領域でコンサルとしてのキャッチアップ能力の速さと無駄なことをしないスタンスで、周りを巻き込みながら最適なアプローチで課題解決をはかる。
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H.M.コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルタント
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