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最近売れている本 | 思考の仕方、考え方を今一度鍛えたい人向け | 書籍紹介シリーズ
論理的思考力を鍛えて、すぐに実践に移せる2冊の本をご紹介します。
コンサルタントの必須スキルとして論理的思考力や思考の速さ、そして考え抜くシンキングタフネスなどが挙げられます。はっきりとした答えのない抽象的な課題に対して、課題の整理と特定、そして仮説立てをしていくには論理的な思考が必要となってくるわけです。
今一度、この思考の仕方や課題解決における考え方を振り返り、鍛え直す機会となる書籍をご紹介したいと思います。
BCG出身の高松氏著となる同書は、フェルミ推定とは何であるか、フェルミ推定の方法などについてしっかり紹介していますが、ビジネスシーンにおいてどのようにこの思考法が活用できるかが理解できる内容となっています。具体例で説明されているので、理解もしやすく実践へも移しやすくなっています。
また、フェルミ推定と言えば、就活や若手のコンサル転職時にケース面接で用いるものとして有名で、同書はそういったシーンでも役立つものとなっています。フェルミ推定を鍛えるという章がありますが、まさしくこの思考法は鍛えることができ身に着けることができるものです。
――― 目次 ―――
第1章 「フェルミ推定」とは何者か?
第2章 フェルミ推定の痛快「解法」ストーリー
第3章 フェルミ推定は「因数分解」
第4章 フェルミ推定は「値」
第5章 フェルミ推定の話し方‐表現すべきは「考え方」「働き方」
第6章 フェルミ推定は「ビジネス」を明るくする
第7章 フェルミ推定を「鍛える」ための方法 第8章 フェルミ推定と「コンサル面接」
―――――――――
こちらは思考法ではなく思考術について非常に有用な内容となっています。ロジカルシンキング、フレームワーク、クリティカルシンキング、先述のフェルミ推定など思考法やツールだけに閉じず、それらをすべて内包した上での問題解決のための思考術としてまとまっています。
思考法やツールを理解に身に着けた上で読んでいただくべき良書となっています。目の前の課題に対峙するだけでなく、本質思考を鍛えていきたい方にお勧めです。
――― 目次 ―――
はじめに 優れた知的生産に共通すること
序章 この本の考え方―脱「犬の道」
第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
第2章 仮説ドリブン(1)―イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
第3章 仮説ドリブン(2)―ストーリーを絵コンテにする
第4章 アウトプットドリブン―実際の分析を進める
第5章 メッセージドリブン―「伝えるもの」をまとめる
おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう
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[v143]
執筆者
-
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。
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外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
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