view 2666
フリーコンサルが案件を途切れさせない術 前編【並行営業とスライド案件】
フリーコンサルは、どのように継続的に仕事をとってきているのか
フリーランスのコンサルタントにとって、案件(プロジェクト)が途切れることは収入が途絶えることを意味します。ファームに所属するコンサルタントは、プロジェクトの合間の待機期間(いわゆる、アベイラブル)でも、会社が給料を払ってくれますが、フリーランスはそうもいきません。そのリスクも含めて報酬が支払われていると考えることもできますが、案件が途絶えた状態が続けば精神的な負荷も大きくなるでしょう。
本記事では、フリーランスにとって、死活問題とも言える「案件(プロジェクト)を途切れさせない術」について、書いていきます。
記事は前編後編の2回に分かれ、今回は前編です。
目次
案件が終わる前に並行営業をかけまくる
まず、おすすめするのは「並行営業」です。これは、案件が終わる前に次の案件に向けて営業活動を行う方法です。行動を開始するタイミングは、参画したい日から逆算して1ヵ月くらい前のイメージです。(決まるときはすぐだったりもしますが)
とはいえ、ハードなコンサルワークを行いながら、平行して営業をかけていくのは時間的にも体力的にもかなり厳しいので、素直にコンサル案件紹介エージェントを活用しましょう。レジュメを用意したり、何度か面談を受ける必要はありますが、営業活動の時間を大幅に削減できます。
▶▶なお、当サイト運営会社でも、案件紹介事業を展開しております。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
スライドしやすい案件を狙う
次に紹介するのは、コンサルファームやSIerといった案件の受注側ではなく、事業会社側の担当者ロールとして入り込み、「スライド案件」を狙う手法です。
動きが速かったり規模の大きい事業会社では、業務部門の要請で常になんらかの案件が切れ目なく立ち上がっています。特にシステム部門では、DX推進・生成AI活用といったテーマに絡めて社内から引く手あまたとなるでしょう。
例えば、大企業のシステム部門において担当者ロールで案件を成功させた場合、そのパフォーマンスが評価されていれば、同企業の他案件にスライドで参画しないか?という話が自然と出てきます。企業側としても、優秀なコンサルタントを見つけたら留めておきたいのが心情です。フリーコンサル側も、知った会社で知った人たちとの仕事になるのでかなり楽です。(ここだけの話、単価交渉もしやすいです。)
余談ですが、事業会社のシステム部門で、20年近い常駐歴を持つコンサルを見たことがあります。そうなると、もはやシステム部門にとっての「主(ぬし)」あるいは「生き字引」であり、リーマンショック級の不景気でも切られないというスペシャルなポジションを確立することができます。
そんな案件をどのように探すかとなると、正直一人で見つけ出すのは厳しいかと思いますので、案件紹介エージェントを使うことをおすすめします。色々なエージェントがありますが、コンサル派遣的な仲介サービスのみならず自社でコンサルタントを抱え、コンサルティングサービスを展開している企業はさまざまな事業会社にもツテがあり、ポイントポイントでそのような案件を持っているので、良いと思います。
まとめ
今回は「案件(プロジェクト)を途切れさせない術」というテーマの前編として、「並行営業」と「スライド案件」についてご紹介しました。いずれの方法も自分だけで動くのは難しい方法ですので、特にフリーコンサルとしての経歴が浅いうちは是非案件紹介エージェントに頼ってみることをおすすめします。
次回後編は、案件が途切れない人材にとって、長期的な視点で必要な“備え”についてご紹介します。抽象的で難易度の高いものにはなりますが、フリーコンサルとしてのキャリアを進んでいる方には、是非意識してほしい本質的な内容です。
[v039]
執筆者

- コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
- 事業会社にて企画管理関連のキャリアを積んだ後、コダワリに中途入社。チームのためなら何でもこなす、営業部の汗っかき。プライベートでは音楽と猫を愛するインドア人間。
最新の投稿
執筆者

- コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社
- 事業会社にて企画管理関連のキャリアを積んだ後、コダワリに中途入社。チームのためなら何でもこなす、営業部の汗っかき。プライベートでは音楽と猫を愛するインドア人間。





















