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フリーのコンサルタントが案件を途切れさせない術【並行営業のすすめ】 初・中級編
フリーコンサルは、どのように仕事を取っているのか
フリーランスのコンサルタントにとって、案件(プロジェクト)が途切れることは収入が途絶えることを意味しますので、フリーコンサルは仕事を見つけることに対しては切実です。
ファームに所属するコンサルは、プロジェクトの合間の待機期間(いわゆる、アベイラブル)でも、会社が給料を払ってくれますが、フリーランスはそうもいきません。(そのリスクがあるので、その分身入りが良いという考え方も出来ますが。)
本記事では、フリーランスにとって、死活問題とも言える「案件(プロジェクト)を途切れさせない術」について、書いていきます。
記事は2回に分かれ、今回は初級・中級編です。
目次
初級編 「並行営業をかけまくる」
案件の終了1ヶ月前位になったら、複数の案件紹介会社(エージェント)にコンタクトを取り、ひたすら面談に行きまくるという手法です。
フリーランスになりたての頃は、右も左も分からず不安もあり、とにかく仕事を決めようと、この手法を取る人が多いです。案件も決まるかもしれませんが、なるべく早く卒業したい手法ではあります。というのも、コンサルの仕事はハードで時間に追われている為、稼働しながら複数回面談に行くことは、大変だからです。時に、白い目に耐えながら鉄のハートで、客先から消える勇気も求められます。
なお、案件紹介会社の立場からすると、並行で色々と動かれていると、提案していたのに他決辞退というリスクが高いので、案件紹介会社の担当者が本腰を入れにくく、良い案件や希望に沿った案件を紹介できないというケースもあり得ます。
中級編 「動きの速い業界における事業会社のシステム部門等に担当者ロールとして参画する」
ファームやSIerといった案件の受注側ではなく、事業会社の部門に担当者ロールとして入り込む手法です。(紹介会社を通しているか否かはどっちでも良いです)
特に、動きが速いインターネットやサービス企画力の強い事業会社では、業務部門の要請により、常に、なんらかの案件が切れ目なく立ち上がっています。その中でもシステム部門となると社内から引く手あまたです。
ある程度の信用を得ると、事業会社のシステム部門側で、1つの案件が終わったら、別案件に自動的にスライドとなります。ぶっちゃけ、知った会社で知った人たちとの関係になるので、楽です。且つ、ここだけの話、単価交渉もしやすいです。
余談ですが、事業会社のシステム部門で、20年近い常駐歴を持つコンサルを見たことがあります。そうなると、もはやシステム部門にとっての「主(ぬし)」あるいは「生き字引」であり、リーマンショック級の不景気でも切られないというスペシャルなポジションを確立することができます。
そんな案件をどのように探すかとなると、正直一人で見つけ出すのは厳しいかと思います。一例として、案件紹介会社を使うとしたら色々なところがありますが、コンサル派遣的な仲介サービスのみならず自社でコンサル要員を抱え、コンサルティングサービスを展開しているところはそこら辺の事業会社にもツテがあり、ポイントポイントでそのような案件を持っているので、良いと思います。
まとめ
今回は「フリーランスのコンサルタントがどうやって仕事を取っていくか」というテーマの初・中級編でした。
初級編の「並行営業をかけまくる」は、下手すると3ヶ月に1回ぐらい案件探しに行かねばならず、生きた心地がしないので、早く脱却したいものです。
中級者編の「動きの速い業界における事業会社のシステム部門に入り込む」は、ある程度の知見と縁があれば、難しくないので、希望あれば、案件紹介会社にコンタクトしてみましょう。ただし、クライアントに評価される成果を出し続けるスキルとマインドが必須条件であることは付け加えておきます。
次回は、上級編について書いていきます。上級編は抽象的な内容にはなりますが、本質的なものとなります。
▶▶なお、当サイト運営会社では、案件紹介事業も展開しております。
フリーコンサルの皆様、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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