フリーのコンサルタントの採用時に見極めるコツとは？ハズレをひかないための3つの質問

優秀なフリーコンサル見極めの参考情報です

コンサルティングファームで勤めた後に独立し、フリーランスとしてコンサルタント(以下、フリーコンサル)を続けていく方がいます。事実、筆者がアサインしているプロジェクトでも何名かいらっしゃいます。とは言え、同じ業界に居ながら「フリーコンサルって実際どうなの？」という素朴な疑問を持っているコンサルファームに勤めるコンサルタントの方や、クライアントさんもいらっしゃるのではないでしょうか？そこで今回は、同じフリーコンサルである筆者の経験や耳に入ってきた情報をもとに、皆さんにフリーコンサルのイメージを少しでもお伝えできればと思います。主観的な記事なので“隙間時間の読み物”として目を通して頂けると幸甚です。

そもそもなんでフリーランスになったの？

フリーコンサルの方と仲良くなったら必ず聞くようにしていますが、よくある回答としては、
1. 自分の実力を試してみたいから
2. 好きなタイミングで働きたいから
3. 収入が増えそうだから
4. 事業会社を立ち上げたが資金が必要だから
の４点が返ってきます。数年前は４が多かった気がしますが、最近は聞くことは減り、今は１が多いです。向上心やチャレンジ精神を持っている方が独立していく傾向が強いのでしょうか。ちなみに私の場合は、聞かれたら１を答えるようにしていますが、本当は知人にそそのかされて(笑)、なんとなくのノリと勢いでフリーランスとなりました。シブトク生き残っていますが、ダメな例なのでマネしないようにして下さい(笑)

フリーコンサルって優秀なの？

正直ピンキリです。しかもピンとキリの差が激しいです。優秀な方は本当に優秀ですし、ダメな方は本当にダメだったりします。
優秀な方は同じクライアントさんから契約更新が打診され、案件が途切れることがありません（色々な案件で勝負がしたいがために他の案件に移ったりすることもあります。）。
他方、評価の低い方は契約期間の途中でも契約破棄されることもあります。現在アサイン中のプロジェクトでも私含め3人のフリーコンサルのうち、2名が残念な結果となりました。評価の高低はスキルや人間性、クライアントさんやプロジェクト関係者との相性など様々な要素が絡み合って決まるので、アサイン時の初動の印象付けや常に価値を提供し続ける姿勢が重要になると思います。フリーランスになると守ってくれる会社や組織が存在しません。自分を守るのは自分という意識が低い方がいらっしゃるのも事実です。

フリーコンサルと面談することになったら

ファームのマネージャー以上の方やクライアントさんの立場だとプロジェクトのメンバ候補としてフリーコンサルと面談することもあると思います。その際に、優秀な人材かどう判断すればよいのか(あるいは、ハズレをひかないようにすればいいのか)気になりますよね。過去にクライアントさんから面接官側として面談に出てと言われたことが何回かありました。その経験からこれまでにハズレをひかないことにつながる質問は以下です笑(システムよりのプロジェクトやPMO案件が多いので質問の偏りはご容赦願います。また、質問側もある程度の有識者でなければなりません)。

□ 提案書や計画書といったドキュメント類の目次やキースライドのイメージを質問する。
□ プロジェクト内容を説明した上で、ベストな開発アプローチと理由を質問する。
□ 品質管理について指標以外に何か施策がないか質問する。

当然面談時でお互い緊張していると思いますし、的確な情報を共有しづらいので完璧な答えは返ってこないかもしれませんが、過去の経験でもよいので何か納得できる内容を回答してきたらスキル的にはOKとしています。

最後に余談ですが、フリーコンサルは狭い世界ということもあり、情報の伝達スピードが速かったりします。パワハラやセクハラ、モラハラまがいの質問を平気でしてくるクライアントさんも中にはいて、結構有名人になっていたりします。事実私もある大企業のシステム情報部門の部長から「なんで結婚してないの？あぁ、フリーランスだもんね」なんてことを面談時に言われたことがあります。面白いことに私以外のエントリー者達は皆落選し、オファーを頂いた私はお断わりするというオチとなりました。

以上、思いつくままにフリーコンサルについて書いてみました。クライアントサイドからすると優秀なフリーコンサルの方とはなかなか欲しいときに出会えないものなので、契約が切れてからも普段からたまにコミュニケーションを取っておくとよいかと思います。また、フリーコンサルを紹介している仲介業者もあるので、打診してみるとよいでしょう。

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