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奥さんのご両親にコンサルの仕事を理解してもらえない

奥さんのご両親にコンサルの仕事を理解してもらえない

結婚挨拶で必ず詰まる“コンサル説明”

結婚の挨拶は人生のイベントの1つですが、そこで必ずと言っていいほど発生するのが、「ところで、あなたのお仕事って……?」問題です。コンサルタントという職種名を言った瞬間、空気がスッと止まり、お茶の湯気だけが漂う独特の沈黙が訪れます。

今回は、多くのコンサルタントが経験するであろう「ご両親に仕事を説明しても伝わらない」シーンをエピソードとして紹介しつつ、その背景を解説します。

「で、具体的に何をやってるの?」という、永遠の問い

彼女の実家の居間。

緊張しながらも自己紹介を終えたあと、お父さんが静かに聞いてきます。

「ところで、君は……どんな仕事をしているのかな?」

きた。この質問。避けて通れない。

「えっと、コンサルタントという仕事でして……」

お義母さんが微笑みながら頷く。

「コンサルタントって、保険の相談みたいな?」

「いえ、企業の課題を一緒に解決する仕事でして……」

「企業の課題……?」

お義父さん、完全に構えを解いてティッシュを手に取りながら聞く。

「例えばどんな課題?」

「業務効率化とか、新規事業とか、DXとか……」

「……DX?」

場の空気が“静寂の底”みたいになる。

「…つまり、アドバイスの仕事ね?」

間違ってはいないのだが、ちょっと違う。。。

しかし、私は修正しようとして説明を追加してしまい。結果として、どんどん深みにハマってしまいました。そして、ソクラテスの問答法のようなやり取りが続いた後、最終的に私はこう説明するようになりました。

「つまり、会社が困ったときに呼ばれる“問題解決の専門家”です」

すると、

お義父さん:「おお、消防みたいなものか!」
お義母さん:「なるほど、困ったら助けるのね!」

……だいたいそれで通ります。

細かいことはさておき、「役に立っている職業」という認識になれば勝ちです。

なぜ、コンサルの説明は難しいのか?

【1. 仕事内容が“目に見えない”ため認識しづらい】

製造業なら「モノを作る」、飲食店なら「料理を出す」、というように、一般の方がイメージしやすい「成果物」がございます。
一方、コンサルタントの成果物は

・調査
・分析
・提案
・戦略立案
・会議ファシリテーション

など、形のない「知的サービス」です。
そのため、「結局なにしてるの?」という感覚になりやすいのだと思います。

【2. 知らない言葉を説明すると、余計に混乱する】

コンサルタントは仕事柄、

・業務効率化
・新規事業
・DX
・コスト構造
・ガバナンス
・ロジックツリー

などの専門用語を日常的に使います。
しかし、これらは一般家庭ではほぼ登場いたしません。説明すればするほど伝わらず、むしろ「よく分からない人」という印象になってしまうのだと思います。

【3. そもそも“コンサル”という言葉の解釈がバラバラ】

「コンサル」という言葉自体が世の中で多義的に使われています。例えば、

・保険コンサル
・転職コンサル
・税務コンサル
・営業コンサル
・投資コンサル

など、日常で目にする「コンサル」のイメージは人によって異なります。
そのため、ご両親の中には「相談に乗ってくれる人=コンサル」や、「なんかアドバイスする仕事」とざっくり捉えておられ、実際の自分の仕事とのギャップが生じやすくなっているのだと思います。

もはや、避けられない“通過儀礼”

結婚の挨拶で「コンサルって何?」と聞かれ、うまく説明できない悩みは、もはや職業柄避けられない“通過儀礼”と言っていいでしょう。

ただ、専門用語や難しい言い回しを取り除き、

・誰に
・何を
・どうやって役立つのか

という構造で説明すると、驚くほどスムーズにご理解いただけると思います。

結婚の挨拶は緊張する場ですが、“伝わらない”も含めてコンサルタントらしいエピソードとして、後から笑い話になるはずです。

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