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コンサルがよくもっているグッズ
重要な資料が曲がらないように大きなカバンを持っていたり、多忙につき散髪する時間もなく髪はジェルで撫でつけたり、、、など、ほんの数年前までは「あー、こんなコンサルいるわ」という”ちょっとしたコンサル像”があった気がします。リモートワークが増えた今、よくあるコンサル像にも変化がありました。今回は、コンサル業界でよく見るカバンや時計、文具などのコンサルグッズの今昔を比較してみました。
目次
リモートワークが主流化。コンサルグッズも多様化
最近は、よくあるコンサル像そのものの人を見かけなくなりました。その理由は、コロナ禍によりリモートワークを余儀なくされたことが大きいでしょう。
※余談ですが、当方としては、お客様の意思決定についての重要な場面では、客先に伺いたいと思う性分ですので、コロナ禍における非接触型の働き方には少し歯がゆい気持ちがありました。
しかし、この3年の間にはコロナ禍の陰で、様々な社会の変化もありました。例えば、働き方改革の推進や、企業に求められる多様性の尊重、デジタル・ネイティブでエシカル思考などの特徴を持つZ世代が社会に出て、新たな波が押し寄せたことなど、様々な要因のもと、旧来のコンサル像は姿を消していったのかも知れません。
コロナが収束に向かう頃には、出社時の服装や持ち物は、お客様とコンサル双方ともにフランクになっていきました。現在、一概に“これがコンサルだ”と言える姿やグッズはなくなったかのように思えます。
コンサルあるあるグッズの今昔
勿論、仕事自体の根幹は変わらないので、昔も今もコンサルのグッズ(ツール)へのこだわりはあります。次に、コンサルの間でよく見るグッズの今昔にフォーカスしてご紹介していきたいと思います。
TUMIのバッグからリュックにシフト
コンサルの鞄といえば、PORTERではなくTUMI。機能性と耐久性に優れたTUMIのバッグは、重くて嵩張りますが、コンサルの中で愛用者が多かった印象です。
PCを持ち歩くことが多く、時には資料を印刷し折り曲がらないように最善の注意を払うコンサルには最適なカバンです。徹夜が発生した際や二日程度の出張時も、TUMIのバッグで事足りるようにしていたと思われます。※トゥミの回し者ではございません。
最近はリュックもよく見るようになりました。言わずもがな、リモートワークもデータのやり取りも多くなり、薄いバックパックでも大丈夫になってきました。弊社でも本革スリムバックパックのビジネスレザーファクトリーやDunhill、Lagashaなど、様々な社員が多様なリュックを持っております。
アウトプットイメージの整理はRHODIAからOneNoteへ
以前は、メモやアウトプットイメージの整理に、RHODIAのメモ帳&ケースを使用しているコンサルが多かったですね。
オレンジを基調としたメモ帳に、ペンフォルダがついた革ケース。とくに革ケースは、昔のザ・コンサルタントの代名詞なような気がしなくもありません。そしてサイズはメモ帳サイズでは無く、必ずA4、なような気がしていました。対外的な見栄えも良かったのかもしれません。
弊社を例に出すと最近では、皆、紙のメモ&ペンも持っていますが、押しなべてOneNoteを使用していることが多いです。当方もですが、基本的な書式設定ができますし、何より自動保存であることが助かります 。また、オンライン上でも視覚で伝わりやすいようにTeamsで投影できるホワイトボード&ペンを導入したいという方が多くなってきました。
つま先ピッカピカの革靴より、スニーカーがステータス
つま先に鏡面磨きの施された、ピカピカ光る革靴を履いているコンサルも多かったです。アパレル業界にいる人以外で、あそこまでピカピカの靴を履いている集団はいない気がします。
今では、短い靴下、スニーカーも多くなっており、逆に軽装でいることがコンサルのステータスになった可能性もあります。(汗)
※勿論、お客様のTPOもありますので、一概に言えるものではないことも了承くださいませ。
スーツの袖から高級腕時計をチラ見せ派は健在
以前から、他の業界よりも高級腕時計着用率が高いと思われます。心なしかIWCやオメガが多い気がします。
また、アップルウォッチを好む人も多いです。情報セキュリティ上、自社メールなどの展開ができず仕事では活用できませんが、プライベートのLINEで使ったり、スマートに電車の改札を通ったりできるのが便利です。
一方で、逆に時計なんかナンセンス。スマホでいいじゃん!というコダワリを持ったコンサルが多いのも事実です。
髪をきっちりワックスで固めるのはもう古い?
髪の毛をワックスやジェルでかっちり固めているコンサルもよく見ましたね。隙を与えたくないコンサルは髪の乱れもゆるさなかったのでしょうか。でも、それ以前に、仕事が忙しすぎて髪の毛を切りに行く時間がないから固めていた、というのは内緒です。
今やコンサル業界でも、ワークライフバランスが重要になってきており、散髪をする余裕が出てきたのかもしれません。特にパーマを当てている方も多くなってきた気がします。また、ひげを伸ばしている人や金髪の人もちらほら出てきました。ただ、お客様的に問題ないのかは定かではありません。
スーツは「ベスト」ありがイイ感じ
ここぞというときにスーツをビシっと決めてくるのは当然ですが、クールビズや私服出勤が進んでも、ビシッとスリーピースのスーツを着こなしているコンサルは多いですね。
ノータイも多くなってきましたが、ここは譲れないのか、未だにベストは多数派です。当方も理由はわからないのですが、ベストをビシッと身に着け、気合を入れることで、プレゼンもビシっと決めようという意気込みの表れなのだということにしておきます。(汗)
Ξ コンサルタントの服装についてはこちら
リモート主体の働き方で新たに登場したグッズ
キャリーバックの使用頻度が多くなった
コンサルの業務柄、リモートと親和性が高かったところもあり、ワーケーションされる方や地方に移住するコンサルもよく見るようになりました。空港のラウンジで仕事をしていると、(気のせいだとは思いますが)周りにコンサルが溢れているような気がしてなりません。
もはやキャリーバッグはコンサルに欠かせない定番グッズと言えるでしょう。当方の周りの知人やお見かけする方は、RIMOWA(30~40リットル)を持っている方が多い様に思います。
以前から、コンサルは「タクシー使いがち」といわれてましたが、もはや「飛行機使いがち」になるとは、いやはやバージョンアップしていますね。
さすがに海外移住は聞いたことはありませんが、時差の問題さえクリアできれば今後はあり得るかもしれません。
今回はコンサルが良く持っているグッズの今、昔に言及してみました。
元々はあるある系のお話にするつもりだったのですが、「社会情勢を切り取ってグッズをみる」のような話になってしまいしました。確かに相関関係はあるので、今後、どのような変化があるのか興味があります。
脱炭素という観点で、夏季の服装はさらに変わってくるかもしれません。例えば、環境省におけるスーパークールビズは、既にサンダルも認められていますが、「執務室などの内勤に限る」という注釈付きがあったりします。
これが、「サンダルが執務室以外でも可となった」、「ハーフパンツが可となった」など、今はタブーとされていることが世間一般でも通じる様になり、将来的にコンサルもより一層カジュアルでもOKとなるかもしれません。
ただ、コンサル業界にいる小職としては、コンサルと言えば何だかんだベスト着がち・・・という雰囲気は残ってほしいものです。
[v009]
執筆者
-
大手コンサルティングファーム、独立系ファームでの経験を経て、コダワリに入社。
大企業の事業改革、領域・大小を問わずIT案件のPM、品質管理に従事。特に会計系、運輸・旅客、ヘルスケアに強みを持つ。
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