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コンサルの「Big4」の年収|ランキング、役職ごとの年収レンジ 2026年版
Big4の年収レンジを各コンサルファームの役職ごとに比較
コンサルタントの年収は基本的に高いことで知られ、役職が上がれば2,000万円以上の年収を手にすることも可能です。平均年収が高い傾向にあるコンサルティングファームの中でも、いわゆる「Big4」と呼ばれる大手コンサルティングファームの年収はどれくらいなのでしょうか。
結論、ここ2-3年では大きく年収レンジは上がっておらず、頭打ち感があります。一方で、新卒初任給は上がってきており、前回調査時から平均100万円程上昇しています。それに伴いコンサルタントクラスやシニアコンサルタントクラスの年収レンジも押し上げられている印象です。
Big4の年収は、コンサル転職・就職を考える際のひとつの指標となります。本記事ではBig4の年収を役職ごとに調査し、ランキング形式で整理しました。また、後半では最新の採用・転職市場の動向や年収アップのためのキャリア戦略についても解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
Big4とは
コンサルティング業界におけるBig4は、以下の4つです。
- PwCコンサルティング(PwC Consulting)
- デロイト トーマツ (Deloitte Tohmatsu )
- KPMG コンサルティング(KPMG Consulting)
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EY Strategy and Consulting )
この4社はもともと巨大会計事務所グループでしたが、コンサルティング事業も展開しているため、コンサル業界のBig4として名を馳せています。
コンサルティングファームにおける役職とは
コンサルティングファームでは経験年数や能力に応じて役職が定められており、仕事内容や報酬が異なります。
各役職の難易度や年収の目安について、以下より解説します。
| 役職ランク | 経験年数 | 仕事内容 |
|---|---|---|
|
スタッフ |
0〜3年 |
・情報収集 |
| シニア (コンサルタント・シニアコンサルタント) |
3〜6年 | ・プロジェクト遂行 ・マネジメント |
| マネージャー (マネージャー・シニアマネージャー) |
10年程度 | ・プロジェクト責任者 ・コンサルタントの管理 ・スケジュール、コスト管理 |
| ディレクター・パートナー | 15年~ | ・プロジェクト責任者 ・経営戦略の立案 ・営業 |
コンサルティングファームでは、役職ランクによって担当できる業務のレベルが異なります。一般的に用いられている役職は以下の通りです。
- アナリスト
- コンサルタント
- シニアコンサルタント
- マネージャー
- シニアマネージャー
- ディレクター
- パートナー
役職の名称や職位の段階分けは企業によって異なり、例えばPwCコンサルティングの場合は、アナリスト・コンサルタント・シニアコンサルタントの3段階分けではなく、アソシエイトとシニアアソシエイトの2段階となっています。
コンサルタントのキャリアのスタートは、プロジェクト遂行を支援するスタッフポジションです。経験を積んでマネジメントができるようになると、大きなプロジェクトの責任者としてのポジションに就けます。
最終的には、コンサルティングファームの経営を担う役員ポジションに就任することが、コンサルファームに所属するコンサルタントとしてのキャリアのゴールと言えるでしょう。
役職の名称や必要な経験年数、仕事内容は企業によって異なります。あくまで目安としてご参照ください。
役職ランクごとの年収目安
コンサルタントの年収は他の職業に比べて高額な傾向にありますが、役職が上がることによってさらに高い年収を得られます。
役職ランクごとの年収目安を一覧表にしました。なお、数値は当社調べ、ヒアリングによるものです。あくまで目安として参考にしてみてください。
| 役職ランク | 年収の目安 |
|---|---|
| アナリスト | 600万円〜700万円 |
| コンサルタント | 700万円〜900万円 |
| シニアコンサルタント | 900万円〜1,100万円 |
| マネージャー | 1,000万円〜1,500万円 |
| シニアマネージャー | 1,500万円〜2,000万円 |
| ディレクター | 2,000万円〜 |
| パートナー |
マネージャー以上では1,000万円以上、ディレクター以上になると2,000万円以上の年収を得られます。日本企業の執行役員の平均年収が600万円〜1,400万円程度なので、平均よりもかなり高い年収レンジです。
コンサルティングファームは成果主義であることが多く、成績によってさらに高い報酬を得ることも可能です。
Big4の年収ランキング
世界4大コンサルティングファームであるBig4ではどれくらいの年収を得られるのでしょうか。Big4の平均年収をOpenwork調べでランキングにしてみましたので、参考にしてみてください。
| 順位 | 社名 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 1位 | PwCコンサルティング | 約1003万円 |
| 2位 | デロイト トーマツ | 約945万円 |
| 3位 | KPMGコンサルティング | 約929万円 |
| 4位 | EYストラテジー・アンド・ コンサルティング |
約912万円 |
(参考:OpenWorkの各社平均年収情報を参照)
僅差ではありますが、4位のEYでも平均年収は約912万円です。日本の平均年収478万円*と比べると2倍近くの年収であることがわかります。
(*出典:国税庁「令和6年分民間給与実態統計調査結果」等)
実際にBig4に入社した際、役職ランクに応じてどのくらいの年収になるのか、目安を以下より解説します。
PwCコンサルティングの役職と年収
PwCコンサルティング合同会社の役職と年収の目安は、以下の通りです。
| 役職 | 年収(目安) |
|---|---|
| アソシエイト | 640万円~ |
| シニアアソシエイト | 700〜1,000万円 |
| マネージャー | 1,000〜1,500万円 |
| シニアマネージャー | 1,400〜2,000万円 |
| ディレクター・パートナー | 2,000万円〜 |
デロイト トーマツの役職と年収
デロイト トーマツの役職と年収の目安は、以下の通りです。
| 役職 | 年収(目安) |
|---|---|
| ビジネスアナリスト | 580万円~ |
| コンサルタント | 700万~800万 |
| シニアコンサルタント | 800〜1,100万円 |
| マネージャー | 1,200〜1,700万円 |
| シニアマネージャー | 1,500〜2,000万円 |
| パートナー・ディレクター | 2,000万円〜 |
KPMGコンサルティングの役職と年収
KPMGコンサルティングの役職と年収の目安は、以下の通りです。
| 役職 | 年収(目安) |
|---|---|
| アナリスト | 570万円~ |
| コンサルタント | 700〜800万円 |
| シニアコンサルタント | 800〜1,000万円 |
| マネージャー | 1,000〜1,300万円 |
| シニアマネージャー | 1,300〜1,600万円 |
| パートナー・ディレクター | 1,500万円〜 |
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの役職と年収
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの役職と年収の目安は、以下の通りです。
| 役職 | 年収(目安) |
|---|---|
| アナリスト | 550万円~ |
| コンサルタント | 700〜800万円 |
| シニアコンサルタント | 800〜1,000万円 |
| マネージャー | 1,000〜1,500万円 |
| シニアマネージャー | 1,400〜1,800万円 |
| ディレクター・パートナー | 1,800万円~ |
Big4の年収を比較してわかった特徴
上記データからわかるように、各社のレンジに多少の違いこそありますがアナリストランクのスタート年収は概ね600万円弱となっております。近年、優秀な学生獲得のために初任給も年々上がってきています。ただ、後述の通りM-upの給与レンジはここ数年大きく変わっておらず、A → C → SC → とプロモしても給与の上がり幅は小さくなってきています。
一方、シニアやマネレベルに関しても、2010年代後半から2023年頃まで人材獲得の観点から毎年のように競合をうかがいながらレンジ改訂が入り、追いつけ追い越せの様相を呈していました。しかし、ここ最近はM-upの給与レンジの上昇は頭打ちになってきた印象です。
Big4とそれ以外の主要コンサルファームを比較すると、以前は明確にBig4の年収レンジの方が高かったです。しかし、人材獲得競争によりBig4以外のファームも年収レンジを上げてきた経緯があり、現在はBig4の方が高いとはいえ、以前ほどの大きな差はありません。
各社、M-upのレンジについても上げていき、人材囲い込みをしたいところでしょうが、クライアントに請求する単価に直結する話であり、年収レンジが上がっていない≒クライアント請求の単価を上げられない状況にあると考えることができます(また、別の機会に単価については書いてみたいと思います)。
なお、Big4でディレクター以上までプロモーションすれば、年収2,000万円や3,000万円まで上がる可能性があります。さらにその上のエクイティパートナーともなれば、1億を超えることも可能です。業務の難易度と責任が増えるとともに、年収もかなりの伸び率で高くなることがわかります。
まとめると、Big4をはじめとしたここ数年のコンサル業界の年収レンジで大きな動きが見られたのは、「新卒の初任給」です。 「今の自分の年収、実は新卒と大差ない……?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。次章では、「中途採用の最新動向」「年収アップのキャリア戦略」について解説しています。ぜひ続けてご覧ください。
採用市場の現状(中途採用のリアル)
前項で初任給について触れましたが、コンサルの就職先人気も追い風となって、各社とも優秀な新卒人材の獲得には引き続き熱を入れていると言えます。一方で中途採用についてはどうでしょうか。以前は中途でもコンサル未経験大量採用が行われていましたが、今は中途に求められる要件も上がっています。コンサル経験者でなければ採用しないというファームの方が多くなった印象です。つまり、以前のようにコンサルに転職して、年収アップを狙うというのが難しくなってきているわけです。以下にあげた2つの記事に詳しく解説しています。下段は少々古いコラムとなりますが、状況は今もあまり変わらないように思います。
では、このような状況下において、どのようなキャリア戦略が有効となるのでしょうか。次章で年収アップのための具体的なアプローチを解説していきます。
コンサルtoコンサル転職の実態と「年収アップ」の戦略
一方で、コンサル経験者の中途採用ニーズは引き続き高く、他ファームへのコンサル転職となれば相変わらずし易い状況です。ただ、他ファームに横スライドするのでは意味はありません。もちろん、横スライドでも自身の希望する案件に関われるようになる、求められるロールや働き方を変えるといった観点での転職もありですが、本記事でフォーカスしている年収観点で考えると、年収を最大化させる転職ルート、年収レンジを把握し、市場動向を把握した上で動くべきです。
手段としては、ビズリーチ等でスカウトに対して個別に検討・応募していく方法もあります。しかし、単に応募先を探すだけでは、年収交渉や非公開求人の情報、ファームごとの選考対策など、本当に役立つ情報を十分に得るのは難しいのが現実です。そのため、慎重なエージェント選びが重要になってきます。詳しくは以下の記事で紹介しています。
新人コンサルのキャリア戦略
コンサルタントの年収の高さは現場での圧倒的なアウトプットの対価です。もしあなたが「これからコンサルになる」または「入って間もない」のであれば、年収に見合うスキルを最短で身につける必要があります。アサイン前に知っておくべき内容をまとめましたのでご一読ください。
まとめ
コンサルタントは非常に責任が大きく難易度の高い職種ですが、昇進とともに年収が上がり、パートナーであれば最終的に年収数千万円にもなる可能性があり、高額の年収を期待できる職業です。
ただしパートナークラスまで昇格するには、仕事で実績を残した上で、社内政治を上手にこなす必要があり、一握りの人しかたどり着けないキャリアでもあります。
コンサルタントのキャリアには様々な選択肢とケースが考えられます。まずコンサルになる、そしてコンサルとしてどう成長するのか、さらに事業会社へのキャリアチェンジ、独立や起業といった多様なキャリアパスがあります。転職という観点では、先述の通り良いエージェントを見つけることが有用です。しかし、一連のキャリアを戦略的に考えたい方や、次のステップで年収アップを狙いたい方、将来のビジョンに不安を感じている方は、全方位的にご支援可能な、当メディア運営会社にご相談いただくと良いと思います。

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執筆者

- コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
-
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。
執筆者

- コダワリ・ビジネス・コンサルティング株式会社 コンサルキャリアカンパニー
-
外資自動車メーカー2社を経験した後、コダワリにジョイン。
コンサルティングワークもこなす傍ら、人材紹介事業の事業責任者やコダワリの人材開発業務や採用統括業務など含めて幅広に従事。























