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グローバルのコンサルファームの売上高をまとめてみた(Big4+α) [2018年度版]
世界的にコンサル市場は盛況が続く
国内・グローバルにおける主要総合計コンサルファームの社員数をご紹介してきました(最新版はこちらから)。社員数ではいずれも拡大傾向にあったコンサル業界ですが、売上の推移はどうでしょうか。今回は、世界の主要な総合系ファームの売上高をグローバルで取り纏めてみました。
目次
◆世界における主要総合系コンサルファーム売上高を決算情報から読み取る
今回は、各ファームのコーポレートサイトでの公開情報を基に、1年分のデータがある最新の会計年度で売上高データを纏めています。
なお、総合系ファームの事業領域はコンサル事業以外にも拡がっており、その事業内容は主として以下の通りです。
・Big4(Deloitte、KPMG、PwC、EY) → 監査、法務、税務、FAS(Financial Advisory Service) 等
・Accenture → システム開発(売上の5割以上がコンサル事業)
・IBM、Capgemini → ITサービス、システム開発等
・DXC → システム開発(システム開発事業がメイン)
【主要総合系コンサルファーム売上高(全社)】
順不同
※1 元データがユーロ表記のためユーロで記載。
USドル換算すると、14.5(10億USドル)
(2019年5月23日時点の為替レート(1ユーロ=1.11USドル)で算出)
【主要総合系コンサルファーム売上高(コンサル事業)】
順不同
※2事業セグメント別データ無しのためブランク
※3 Consulting Services とOther Managed Services(Business Services)の合計値
※4 元データがユーロ表記のためユーロで記載
USドル換算すると、3.0(10億USドル)
(2019年5月23日時点の為替レート(1ユーロ=1.11USドル)で算出)
Big4+アクセンチュアの全社売上高で見ると、デロイト、PwC、アクセンチュアがトップ争いをしているのに対して、コンサル事業単体の売上高で見ると、アクセンチュアが頭一つ抜き出ていることが分かります。全売上高に占めるコンサル事業売上高の割合も約53%と高いものとなっております。
◆各ファーム増収要因の考察
今回取り纏めた企業は軒並み、全社売上高で前年からプラス成長を達成しており、好調具合が見て取れます。また、Tata Consultancy Services 、DXCを除く全ての企業において、コンサル事業の売上高成長率が全社売上高成長率を上回る結果となっています。コンサル事業の成長をけん引している大きな要因の一つとして、急速な技術革新や人手不足を背景としたデジタル領域のコンサル需要の増加が挙げられるのではないでしょうか。
今後もIT技術の活用は避けては通れない経営課題の一つであり続けると予測されるため、コンサルティングファームの増収は引き続き見込まれるのではないでしょうか。
[注]
データ掲載には細心の注意を払って掲載しておりますが、誤りや認識違いがございましたら、ご指摘いただけますと幸いでございます。
[典拠一覧及び対象会計期間]
会計期間:2017/04~2018/05
典拠:Deloitte Annual Report 17/18
会計期間:2017/05~2018/06
典拠:EY Global review 2018
会計期間:2017/05~2018/06
典拠:PwC Global Annual Review 2018
会計期間:2017/08~2018/09
典拠:KPMG global revenues grow to record
会計期間:2017/07~2018/08
典拠:Accenture Annual Report 2018
会計期間:2018/04~2019/03
典拠:Tata Consultancy Services Annual Report 2017-18
会計期間:2018/01~2018/12
典拠:IBM REPORTS 2018 FOURTH-QUARTER AND FULL-YEAR RESULTS
会計期間:2018/01~2018/12
典拠:Capgemini Financial results-FY 2018 results
会計期間:2017/04~2018/03
典拠:DXC Technology Company 2018 Annual Report
[v069]
執筆者
- コンサルティングカンパニー
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