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「大谷翔平の年俸とコンサルファームの売上を比較してみた」コンサルのホンネ
大谷の年俸はコンサルファームの売上ランキング何位なのか?
現役コンサルが徒然なるままに綴るコラム「コンサルのホンネ」では、ハードワークの合間に思いついたことを思いつくままに語ります。第3回のテーマは「大谷翔平の年俸とコンサルファームの売上」。ホッと一息つくも良し、同じテーマで考察してみるも良し、お気軽にお読みください。
米大リーグで活躍中の大谷翔平選手の年俸が話題ですね。コンサルタントも高年収と言われていますが、さすがにパートナークラスでも大谷選手に適う人はいないでしょう。一人では太刀打ちできなくても組織なら…?ということで、コンサルティングファーム各社の売上と大谷選手の年俸を比較してみようと思います。
目次
日本のコンサルファームvs大谷翔平
当メディアは、上場しているコンサルティングファームが発表する決算報告から売上高を調査し、毎年ランキング形式でまとめています。今年公開した記事を基に、大谷選手の年俸がコンサルファーム売上ランキングの何番目に位置するのかを見てみましょう。
[報道されている大谷翔平選手の年俸]
・10年総額:7億ドル(約1015億円)
※支払い期間等についていろいろな報道があるようですが、ここでは10年で均等に総額が支払われる前提で年俸を割り出しています。
・年俸換算:7000万ドル(約101億円)
・今シーズン:3000万ドル(43億5000万円)
・シーズン比:133%増
*1$:145円
[日本のコンサルファーム2022年度売上ランキング]
1位:株式会社野村総合研究所(NRI) 6921億6500万円
|
15位:YCPホールディングス(グローバル)リミテッド 113億5400万円
16位:株式会社エル・ティー・エス(LTS) 96億3700万円
大谷選手の年俸は約101億円とされますので、国内ファーム売上ランキングの16位に位置します。
[日本のコンサルファーム2022年度売上増減率ランキング]
それでは、前年比売上増減率で見てみるとどうなるのでしょうか。
1位:株式会社コアコンセプト・テクノロジー 55.3%増
2位:フロンティア・マネジメント株式会社 37.9%増
3位:株式会社ベイカレント・コンサルティング 32.0%増
大谷選手の今シーズン比の年俸増減率は133%増。市場拡大を続けるコンサル業界とはいえ、大谷選手ほどの大飛躍を遂げたファームはありませんでした。
[大谷翔平10年分とコンサルファーム2022年度売上]
今回、ドジャースが大谷選手を獲得する際、10年契約が結ばれたことも注目されていますね。では、大谷選手の契約総額は、コンサルファーム売上ランキングのどこに位置するのでしょうか。
3位:株式会社三菱総合研究所(MRI) 1221億2600万円
4位:株式会社ベイカレント・コンサルティング 760億9000万円
大谷選手の年俸10年分は約1015億円とされていますので、国内上場ファーム売上ランキングでいうと4位になります。
▶国内コンサルファームの売上ランキングの詳細をご覧になりたい方はこちら
グローバルコンサルファームvs大谷翔平
次に、グローバルコンサルファームの売上高とも比較してみましょう。
1位:アクセンチュア 3410億ドル
|
7位:キャップジェミニ 190億ドル
グローバルファームとなると、大谷選手の年俸10年分と比較しても桁が違いました…。
▶グローバルファームの売上ランキングの詳細をご覧になりたい方はこちら
年の瀬が迫る中、大谷選手の快進撃に刺激を受けた方は多いのではないでしょうか。最後に、皆さん(と私)の年末年始が有意義なものになるよう、大谷選手の名言をいくつか添えてこのコラムを終えたいと思います。
「オフこそ個人の力を伸ばす時期」
「人生が夢をつくるんじゃない。夢が人生をつくるんだ」
「無駄な試合や練習はない」
「憧れるのをやめましょう。今日トップになるために来たので」
[v243]
執筆者
- IT領域のコンサルティング、特にユーザーとの要件調整やユーザー装着を得意とする。新規領域でのコンサルとしてのキャッチアップの速さとユーザーとのコミュニケーション能力の高さで、プロジェクト推進・実行を支援。
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