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コンサルのストレス発散方法とは~新人コンサルがストレス耐性を手に入れるまで~

コンサルのストレス発散方法とは~新人コンサルがストレス耐性を手に入れるまで~

メンタルタフネスが求められるコンサルが、ストレスを発散する方法とは?

「クライアントワークでのプレッシャー」「同僚との能力差に晒される」など、コンサルの仕事を続けていると、様々なストレスを感じることがあるのではないでしょうか。本記事では、新卒でコンサルファームに入社した筆者が、実際にどんな場面でストレスを感じ、どのように乗り越えているのかをお伝えします。具体的なストレス解消法を挙げていますので、参考にしてみてください!

ただし、「疲れているのに眠れない」「なんでもない時に涙が出る」などの症状がある場合は、ストレス発散だけでは解決できない場合がありますので、早めに産業医やクリニックの受診をお勧めします。

メンタルヘルスが気になる方は、こちらの記事をお読みください。

そもそもなぜストレスが溜まっているのか

コンサルが「疲れた」と感じる主な理由を4つ挙げてみます。

クライアントや上司からのプレッシャー

コンサルが通常取り組む業務の相手は、主にクライアント企業の部長~役員クラス、いわゆる”偉い方”たちです。このポジションでは、事業単位の管理が求められ、絶えず社長や役員からの厳しい要望が寄せられて、課題が山積みとなります。

特に難易度の高い課題は、コンサルファームに外注されることが多く、その難易度に応じて高額なフィーが支払われます。コンサルファームはもらうフィーに見合った成果を提供することが要求され、コンサルはその高い期待値のもとで業務に取り組むことになります。アウトプットが要求レベルに満たない場合は、上司に厳しく指摘され、品質担保が難しい状況が続くとプロジェクトからリリースされる可能性が高まります。

また、業務内容や時期により、長時間労働や残業せざるを得ず、精神的・肉体的な疲労が積み重なることがあります。ワークライフバランスが崩れ、仕事にストレスを感じるケースも多く見受けられます。

周囲からのプレッシャー

コンサルとして活動する人は、一般的にハイスペックなスキルを備えており、自身の周りにいる仲間や上司も非常に優秀という環境で働きます。これを恵まれた環境と捉えられればいいですが、自らと比較し”劣等感”が芽生えプレシャーと感じる方もいるでしょう。

向上心や競争心の強い人ほど、その差を埋めるために、自己成長に時間を費やします。結果的に、通常の業務時間外にも仕事に時間を割り当て、疲労の原因となることがあります。

やりたい仕事ができない

コンサルは、自社の持っている案件状況や個々のスキルセットにより、望んだ通りにアサインされないことがあります。期待していたよりも興味のない業務や将来のキャリアパスに寄与しない仕事を任される場合は、モチベーションが低下しやすくなります。これらの業務に専念し続けると、不満や焦燥感、将来への不安を抱え、精神的な負担が増えることがあります。

コンサルの仕事への不適性

コンサルに適さない人は、典型的なコンサルのストレスに対処できず、それが積み重なりやすい傾向があります。無理やり続ける必要もないため、まずは自己分析を再度行うことが重要です。なお、弊社記事では、コンサルに向いている人の特徴を紹介しています。

「コンサルやめとけ」って言われた?! どういう意味?|コンサルに向いているタイプvol.1
▶コンサルには合理主義な性格が多い・・・?|コンサルに向いている人のタイプvol.2

新人コンサルが陥りやすい思考回路と対処法

筆者は、新卒でコンサルファームに入社後しばらく、ストレスばかりを感じる時期を経験しました。以下のような思考によってストレスが肥大していったのです。

・相手の期待に応えられているのか、周りからの評価が気になりすぎる
・ミスを指摘されたり、結果が出なかったりした場合に自らを責める
・振り返りの際、自分のできていないところに焦点を当て次第に自信を失う  等々

実際には、プロジェクトワークに様々苦労をする中でも、先輩の背中を追いながら真剣に取り組むことで乗り越えるしかありませんし、乗り越えることができます。しかし、自身の経験からすると、知識や経験が浅い社会人1年目では、闇雲に取り組み、なかなか困難な状況から抜け出せないのもあるあるです。何らかの成功体験を通して自身が提供できる価値を見つけるまでは、ストレスと上手に付き合っていかなければならないでしょう。筆者自身は少しでもポジティブなエネルギーを保つために以下の3点を心がけました。

王道:睡眠・食事・運動の充実

ストレス解消の基本は、ストレスへの抵抗力を高めることであり、そのために睡眠・食事・運動をしっかり整えることが不可欠です。平日は睡眠時間が確保しにくいかもしれませんが、土日は十分休息をとることが重要です。食事においては、タンパク質および免疫力の向上に貢献するビタミンを摂取するよう心がけています。また、一日の始まりや仕事後には、軽いジョギングなど、約30分の運動もおすすめです。

基本的なアプローチ:仕事の進行方針の見直し

どの職種でもそれに必要なスキルセットと自分が不足している部分を正確に認識することは、自己成長に直結します。この再認識により、仕事へのアプローチが変わり、業務をより効率的に遂行できるようになる可能性があります。また、自分の不足を理解することは、それを補うための取組を見つける第一歩です。更に、コンサルとしての適性に気付き、必要に応じてキャリアパスを再考するきっかけともなります。

心の支え:プチハッピーの発見

仕事は、一朝一夕で成果を上げるものではなく、年月をかけて失敗や困難と向き合って達成することが通常です。この過程では、ネガティブな感情が生じることもありますが、仕事だけが人生ではありません。仕事が順調ではないと感じた場合は、他の面で”小さな”成功を重ね、プチハッピーを作り出して、ポジティブなエネルギーを保ちましょう。例えば、料理が好きな方には冷蔵庫の残り物で新しい料理を試すこと、運動が好きな方には朝陽を浴びながら公園をランニングすることをお勧めします。私の場合は、チルアウトミュージックを聴きながらいつもと違う道を試してみたり、移動の合間にチェックしていたカフェを巡ってお気に入りの場所を見つけたりしています。

最後に、コンサルのストレスは、多岐にわたりますが、まずはどのようなストレスに直面しているのか、なぜそれを感じているのかを把握し、自分に適切なストレス解消法を見つけましょう。

✔「そもそも今の職場そのものがストレス!」
✔「コンサルの仕事は好きだけど、ファームのカルチャーが自分に合わない」
✔「案件紹介エージェントの担当者とソリが合わずストレス…」

などにお悩みの場合は、環境を変えることでストレスを軽減できる場合もあります。当メディア運営企業では、別のコンサルファームや事業会社への転職、フリーコンサルへの案件紹介や独立支援など「コンサルタントの働き方」を幅広くご支援しています。お気軽にこちらからご相談ください。

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執筆者

T.P.
海外出身の新卒コンサル。堪能な日本語と高いパワポ作成スキルでインターン時のプレゼンでは社員を圧倒し、現在は即戦力として活躍中。大学時代の専攻はファイナンス。回遊魚のように動き続けるパワフルウーマンです。
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